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スマホで簡単に本を電子化!裁断なし&無料でPDFにできるアプリ

2022年10月25日

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模様替えをきっかけに本の電子化を進めるときにAdobeのスキャナーアプリを使い始めました。いろいろと自動でやってくれる便利なやつでした。

今回はそんなスキャナーアプリの紹介をさせてもらいます。

きっかけ

部屋を広くしたくて本棚を処分したんだけれど、並んであった本はというとデスクの端っこに整然と並べてました。

ある日デスクを動かそうとすると重いのなんの。本ってだいぶ重い!これじゃあ気軽に模様替えもできたもんじゃないということで、本を電子書籍化することに。そうすればデスクは軽くなるしスペースも広がるし一石二鳥!

でもスキャナーやら裁断機やら結構お金がかかりそう...。ならスマホカメラを使ってみたら!?って思ったら、案の定ありました。

しかも有名なAdobeから無料アプリが出てるじゃありませんか~。そんな

Adobe Scan: OCR 付 スキャナーアプリ

Adobe Scan: OCR 付 スキャナーアプリ

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を紹介します。

自炊アプリ Adobe Scan: OCR 付 スキャナーアプリ

用意するものはスマホと本

そもそも自炊ってなに?って方のために説明すると

自炊(じすい)とは、自ら所有する書籍や雑誌をイメージスキャナ等を使ってデジタルデータに変換する行為(デジタイズ)を指す俗語

Wikipediaから

です。自炊を代行するサービスもあったんだけれど、著作権の訴訟で自炊代行は違法という判決があったためすっかり衰退してしまった。だから自分の本は自分で自炊するしかないんです。

とうことでアプリを使って自炊するわけですが、必要なものは

  • スマホ
  • 自炊する本

です。

本を開いたままにするのが難しかったり、手持ちだと撮影位置がずれるので

があったら正確につくれるかもしれません。

ただノーコストでやりたいならスマホだけでOKです。

Adobe Scanを使った自炊の手順

簡単に説明すると

  • 本を開く
  • アプリを開いてカメラを当てる
  • 自動で読み取ったあと微調整する
  • スキャンを続行
  • すべてのページが終われば保存する
  • クラウドに自動で保存

という流れです。

流れを写真で説明します。使う本は夏目漱石の「こころ」を使います。すでに著作権がないので公開するのに問題はありません。

まずは本を開いてアプリを起動

カメラを本に向けると4点を自動で認識します。そのままにすれば、アプリが勝手に撮影してくれます。

正確にページを認識してくれました。表紙はこのままで大丈夫です。

次のページは調整が必要ですかね。

すべてスキャンできたら終了。保存したらアプリに保存されます。スマホ本体にPDFデータとして残すなら

その他から「デバイスにコピー」を選択します。これでデバイスにPDFが保存されます。

PDF化後の画像。紙がすっかり黄ばんでいたのに白く加工されています。文字も読みやすいです。

こんな感じで領収書だってPDFで保存出来ちゃいます。

スマホだけで簡単に電子書籍化できる

自動で本を認識してくれる

さっきも話したとおり、自動である程度の文書を認識してくれるので撮影したあとの処理がめちゃくちゃ楽です。

精度もそこそこ良く、気にならないのならそのままでもイケちゃいます。気に入らないところがあっても調整できるので細かいところが気になる人にも対応しています。

裁断なしで出来る

Adobe Scanのいいところは何と言ってもメリットは本の裁断が不要なこと。

もちろん正確に電子化したいなら裁断して撮影したほうがキレイに残るけれど、本が読めなくなるし何より裁断するのが難しい。

カッターナイフだけでも裁断できないことはないですが、必ずズレが出るので裁断機が必要。でも高い。

こんな感じで裁断機は場所をとって邪魔です。手間はかかりますが、安くて本も再利用・売却できるので経済的です。

文字をしっかり読める解像度

PDF化した文庫を拡大したらこんな感じです。かなり拡大しましたが中々の解像度を誇っています。もしもタブレットで読むときも、これだけ良い解像度があるのならノイズを気にせずに読むことができますね。

クラウドに保存してくれる

Adobe Scanにはデフォルトで2GBのクラウドストレージがついています。

だから万が一スマホからデータが消えたり、容量を圧迫していてもクラウドに保存しておけば安心。

スマホがないときにクラウドからファイルをダウンロードだってできます。いろんな端末からアクセスできるので仕事が捗ること間違いなしです。

OCR化(文字を認識する機能)がついている

ただ写真をPDFにしただけでは、印字されている文字はコピーペーストできません。

それを実現するのがOCRっていう機能です。OCRのための有料ツールがあるくらい自炊の際には必須の機能なんですが、なんと無料版でも25ページまでOCRに対応しています。

これです。この機能のおかげでスキャンした文章をこんな感じで選択できています。

しかしながら精度は完璧ではなく、後述するスキャンスナップのほうが圧倒的に精度は上ですが、それでも無いよりは全然いいです。

後述の有料プランなら100ページまで対応しています。

無料でも十分

Adobe Scanは基本無料ですが有料プランも用意されています。

有料プランは

有料プランで出来ること

  • PDFをWord、Excel、PowerPointに変換
  • 複数ファイルを結合
  • ファイルを圧縮
  • スキャンをパスワードで保護
  • 最大100ページまでOCR化
  • Adobeクラウドストレージを2GBから20GBに

月額1,040円です。短い書類をスキャンする場合は有料機能は必要ないです。また後述のようにフリーソフトでもカバーできるので無理に有料プランにする必要はないです。

有料プランの機能はフリーソフトでカバーできる

無料プランだと結合ができないのが一番の難点です。本を一冊やるなら25ページで終わるはずないですからね。

有料プランだと

  1. 100ページまで撮影してOCR化
  2. ファイルを結合して一冊の本に
  3. 圧縮して容量を軽減

の作業で一本の電子書籍が出来上がります。これが一つのアプリで出来ます。

無料でPDFを結合できるスマホアプリもあるんですが

PDF Reader-でPDF書類・編集・書き込み

PDF Reader-でPDF書類・編集・書き込み

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レビューを見ていると不具合があったりで評価がちょっと低め。ほかのアプリは英語だったり有料プランだったりでいまいち。

ということで、PDFの結合2関してはWindowsのフリーソフトが優秀です。

CubePDF

出典CubePDF

このフリーソフトはシンプル簡単で結合だけに使うならすごく使いやすいアプリです。

スマホからパソコンに移動する手間はかかりますが大画面のパソコンで作業したほうが快適です。

ただしどう考えても裁断+スキャナーが最速

あどびすきゃんを使って電子書籍化してたけれど、カッターナイフで裁断するなら1時間に1冊が限界です。裁断なしでPDF化すると、影や曲がりがあるまま保存されるのであとから読むも気になります。紙も微妙にズレて保存されることもあって、20冊以上の本を電子化するのに20時間以上かかります。

そこで富士フイルムのスキャンスナップ。

分速40枚から分速30枚に下がりますが

でもいいと思います。

それと裁断機

裁断機は電子機器ではないので、メルカリで中古を買うのもいいかも。

圧倒的なスキャン速度で結合が不要でOCRの精度もよし。

10分で一冊出来上がります。

  • アドビスキャン   20冊×1時間で20時間
  • スキャンスナップ  20冊×10分で200分=3時間20分

17時間近く差があって、仕事終わりに1日1時間作業したとするなら約1か月。1か月分の時間を買ったと思うならスキャンスナップが圧倒的に時短で快適です。

ただし費用も高く総額5万円ほど。時間を買うかお金を取るかです。

無料で手軽に電子化するのが最大のメリットの

Adobe Scan: OCR 付 スキャナーアプリ

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もしも紙の本にお困りならお試しあれ。

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