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TP-Link【Deco S7】はM5の後継機種!M4との価格差で選ぶが吉

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TP-LinkのメッシュWi-Fiでエントリー機として長らく発売されていた「Deco M5」の後継機種、「Deco S7」が発売されました。

同じくエントリー機のM5やM4と比べ、どんなところが進化しているのか解説します。

結論としては旧型のM4はまだまだ現役で使えそうだから、価格差で選んでもらったらいいと思ったので理由を説明します。

メリット

  • アンテナが3本
  • ギガビットポートが3つ
  • 価格が安い

デメリット

  • Wi-Fi5とWPA2

メッシュWi-Fiルーター「Deco S7」

スペック

Wi-Fi規格Wi-Fi 5
IEEE 802.11ac/n/a 5 GHz
IEEE 802.11n/b/g 2.4 GHz
Wi-Fi速度5GHz: 1300Mbps (802.11ac)
2.4GHz: 600Mbps (802.11n)
通信範囲最大190㎡(1パック)
最大360㎡(2パック)
最大520㎡(3パック)
アンテナ数3本
Wi-Fi性能デュアルバンド
MU-MIMO(3×3)
セキュリティWPA-Personal
WPA2-Personal
接続可能台数最大100台
価格1ユニット/6,827円
2ユニット/10,944円
3ユニット/17,900円※2023年3月Amazon価格
発売年2022年

特長

最大の特長はメッシュWi-Fiというところ。メッシュWi-Fiはシームレスな通信を第一目標にしているルーターで、通信の安定を重要視している。

だから通常ルーターに比べて速度のわりに価格が高いってことが多いんだけれど、このS7は5GHzで1300Mbpsを実現。エントリーなメッシュWi-Fiルーターにしては速い通信速度がでます。

そして3×3のMU-MIMOを搭載しているから、複数の端末に対して同時通信が出来るようになっている。

アンテナは3本なんだけれど、1本で5GHzと2.4GHzの通信をしてくれるからストリーム数が合わせて6本。

たくさんのデバイスを繋いでも圧倒的に快適な通信を保証してくれます。

M5・M4との比較

Deco S7Deco M5Deco M4
Wi-Fi規格Wi-Fi 5Wi-Fi 5Wi-Fi 5
Wi-Fi速度5GHz: 1300Mbps (802.11ac)
2.4GHz: 600Mbps (802.11n)
5GHz:867Mbps(802.11ac)
2.4GHz:400Mbps(802.11n)
5GHz:867Mbps(802.11ac)
2.4GHz:300Mbps(802.11n)
通信範囲最大190㎡(1パック)
最大360㎡(2パック)
最大520㎡(3パック)
最大350㎡(2パック)
最大510㎡(3パック)
最大260㎡(2パック)
アンテナ数3本4本2本
ポート数322
Wi-Fi性能デュアルバンド
MU-MIMO(3×3)
デュアルバンド
MU-MIMO(4×4)
デュアルバンド
MU-MIMO
価格1ユニット/6,827円
2ユニット/10,944円
3ユニット/17,900円※2023年3月Amazon価格
-1ユニット/6,900円
2ユニット/9,180円
3ユニット/13,620円※2023年3月Amazon価格
発売年2022年2017年2018年

どれもエントリー機だから、似たようなスペックをしています。ぶっちゃけ大きく違うのが

  • Wi-Fi速度
  • ポート数
  • ストリーム数

で、アンテナはM5の方が多いけれど通信速度に大きく影響の出るストリーム数ががS7=6/M5=4と1.5倍違うから、通信の安定に関してはS7が圧倒的に有利。

対してM4は型落ちだから価格が安いのが強みになってます。

メリット

アンテナが3本

S7にはアンテナが3本だけれど、5GHzと2.4GHzの通信を兼ねる設計だからストリーム数は6

ストリーム数が多いければ多いほど遅延が起こりにくいから、通信の安定を重視するならS7のアンテナ3本は高評価ポイントです。

通常ルーターの方がアンテナは多い場合はあるけれど、メッシュWi-Fiは複数での運用が前提だから使っていくには十分な

ギガポートが3つ

Deco S7にはギガビットポートが3つ搭載されています。

Decoのポートは入力出力を兼ねているから、優先でネットワークを構築するなら使えるポートは実質2つ

通常ルーターは4つ以上がデフォだから少ないと思うけれど、メッシュWi-Fiルーターじゃあ2つしかないのが当たり前だから、エントリー機で3つもポートを与えてくれたのはうれしい。

使い勝手も進化しています。

価格が安い

TP-Linkの名エントリー機「DECO M5」の後継機種とだけあって、Deco S7はコスパにも優れています。

ルーターの価格は

  • 1ユニット/6,827円
  • 2ユニット/10,944円
  • 3ユニット/17,900円※2023年3月Amazon価格

で通常ルーターなら同性能で5,000円ぐらいで売っていることを考えると高めな感じがするけれど、メッシュWi-Fiではエントリー機でも1台1万円は当たり前だからルーター3つで1万円代のDeco S7のコスパは凄まじい。

メッシュWi-Fiでコスト面を重視するなら、まずS7は検討してほしい機種です。

デメリット

Wi-Fi5とWPA2

コストカット面から規格とセキュリティはいずれも旧規格の

  • Wi-Fi5
  • WPA2

を採用しています。

現在主流になりつつあるWi-Fi6はWi-Fi5に比べて遠くに電波が飛びやすく通信の安定がより期待できる規格です。

WPA2は2004年に公開された規格で、最新のWPA3が2018年に公開されたことを考えると少々古い規格。

とはいえ複数台で運用するメッシュWi-FiならWi-Fi5でも電波は十分届くし、家庭で使うならWPA2 でも対応できるセキュリティだと思うんで、大きなデメリットにはならないでしょう。

速度・安定・セキュリティを高いレベルで求めないのなら、Deco S7は普段使いでも困らない機種だとおもいます。

エントリー機として最新だけど、M4も高コスパだぞ!

ということでDeco S7はエントリー機として十分な性能を持っていて、かつ値段も安くて高コスパな最新エントリーメッシュWi-Fiルーターです。

初めてメッシュWi-Fiを導入するなら、とりあえずDeco S7にしておけばOKというレベルでおすすめできる機種です。

ただコスト面ではDeco M4が安くなっているから古いM4でも安くなっているなら選択肢に入ります。5年前の機種でもTP-Linkはアップデートを頻繁にしてくれるので安心してつかっていけます。

実際、2017年に発売されたM5の最終アップデートは2023年1月。※2023年3月現在

古い機種でもアフターサービスはバッチリだから、「M4が安いけれど古いし大丈夫かな~」って思っているなら安心してM4を使って欲しい。我が家では2023年でもM4・M5は現役です!

通信速度は300Mbpsは普通に出ます。詳しくはM4/M5の記事でどうぞ。

M5は生産が終わったのか価格が高いので、狙うならM4です!

画像出典
https://www.tp-link.com/jp/home-networking/deco/deco-s7/v1%20(1-pack)/
https://www.tp-link.com/jp/compare/?typeId=5700&productIds=57883%2C61818%2C60455

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