たこ焼き好きなら、家には必ずたこ焼き器があると思うけれど、我が家もその一つです。
いろんなたこ焼き器を使ってきましたが、”イワタニの炎たこ”に出会ってからたこ焼き器はこれ一択に。うまく焼く秘訣はガスで焼くことに気が付いたので、ホットプレートとガスの違いを調べた上で、いかにガス式たこ焼き器がオススメか解説します。
外カリ中トロなたこ焼きを自宅で作りたい人は、是非参考にしてください。
たこ焼きが上手く焼けないのは火力のせい
関西で生まれ育ったからか、たこ焼きは食事メニューの定番と思っているんだけれど、自宅でたこ焼きをするのは当たり前っちゃ当たり前。だからたこ焼き器は必ず家にあって、みんなで焼くのが楽しみでした。
使っていたのは電気ホットプレートのたこ焼き器で、たくさんの量を焼けるから便利だったけれど、でもお店で買うと外カリ中トロなのに、自宅で焼くと中まで火が通るというか、お店のたこ焼きとは別物に。それが不満でした。
学生時代のある日、たこ焼き屋さんがガスコンロで焼いていることが引っかかって、自宅でもガスでたこ焼きを焼ければ”外カリ中トロ”なたこ焼きがつくれるんじゃないかと思い、さっそくネット検索。
すると出てきたのがイワタニの炎たこっていうカセットガス式のたこ焼き器。
これがめっちゃいいたこ焼き器で、私のたこ焼き器人生を変えてくれました。
ホットプレートとガスで火力は違う
電気のホットプレートとガスじゃガスの方が火力が高いとなんとなく思うんだけれど、具体的な数字が欲しい。
ということで、生まれてこのかた文系の私が何とかして数値を計算することにします。とりあえず炎たことホットプレートの火力を比べると
商品名 | 火力 |
---|---|
カセットガスたこ焼器 炎たこⅡ | 最大発熱量 :1.74kW(1,500kcal/h) |
象印 ホットプレート EA-KJ30 | 消費電力(W):1300w |
ということで、火力を示す単位が全然違います。単位を揃えないといけないんだけれど、Google先生で調べたら
kcal/hとWは変換できる
らしい。計算式は1kcal/h=1.163wで計算できるらしいので変換すると
商品名 | 火力(w) |
---|---|
カセットガスたこ焼器 炎たこⅡ | 1744.5w |
象印 ホットプレート EA-KJ30 | 1300w |
になります。つまりガスの方がホットプレートより1.34倍火力が高いです。
このホットプレートはたこ焼きを30個、炎たこはたこ焼きを20個つくれるから、1個あたりの火力は炎たこが87w、ホットプレートは43wと倍近い差があります。
だからガスの方がホットプレートより火力が強いという結論になりました。当然だけれど計算や理屈が間違っていたとしても責任はとらない。
イワタニ 炎たこ
火力がすばらしい
上で結論付けたとおり、火力が段違い。最大火力だと焦げ付いてしまうので、調理しながら火力調節をしないといけないぐらい火力が高い。なんていったって、ホットプレートの倍の火力ですからね。計算が合ってれば。
ホットプレートだと、全力にしても火力不足で焼くのが遅いと感じていたのが、炎たこだとスムーズに焼いていけます。時間当たりの焼ける個数が増えるので、20個しか焼けなくても食卓は回ります。
外カリ中トロが簡単に
外側はカリっと、中はトロっとというのが”外カリ中トロ”なんだけど、これを実現するにはレシピよりも火力が重要なんじゃないか、というのが炎たこを買って確信しました。
火力が弱いと、じっくり中まで火が通るので、中のでんぷんが固まっちゃって中トロとはいかない状況に。炎たこを買ってから、どんなレシピで、どんなたこ焼き粉で焼いても外カリ中トロになるので、火力こそ足りなかったものだったのかと思ってます。違うかもしれんけど。
とにかく外カリ中トロを目指している方、炎たこを買えばこれまでの苦労が解決です。
レシピは袋記載のとおりでOK
繰り返しになるけれど、どんなレシピでも”外カリ中トロ”を実現しちゃうのが炎たこ。
だからたこ焼き粉に細工をしなくても、書いてある通りに作ったら簡単に外カリ中トロができます。レシピより水の量を増やしたり、天かすの量を増減させたりと、色んな細工をしてきたけれど、そんな頭を悩ませることもなかったみたい。確かに隣のたこ焼き屋さんは、たこ焼き粉を水で溶かした生地だけで焼いていたし、家庭との違いと言ったらガスコンロを使っていたことぐらい。やっぱり火力こそ正義だったんだと知った瞬間でした。
油を塗って
具材を焼いて
出来上がり。
もちろん各々のこだわりってのがあるの思うので、そこは否定しないけど。我が家ではキャベツのみじん切りを必ず入れることにしているけれど、それで外カリ中トロにならなかったことはないので、レシピは関係ないんだと思います。それにしても上手に焼けました。
カセットガスで燃料は簡単入手
イワタニ製だから当然だけれど、炎たこはカセットガスを使う。
業務用のたこ焼き器だと、プロパンガスをホースで供給するモデルもあって、そっちの方が大型でたくさん焼けて、多分耐久性も高いんだろうけれど、プロパンガスなんてどの家庭でも簡単に手に入る物ではないですからね。ちなみに我が家はプロパンガスです。
カセットガスだと日本全国どこでも調達できるのでいいですね。説明書には「イワタニカセットガス」を使用するように記載されています。
火力不足だったと気づく
同じことをひたすら言っている気がするけれど、やっぱり火力は正義です。ホットプレートで外カリ中トロが作れなかったから、仕方なくお店で買っていましたが、今となっては家で作ったたこ焼きの方が美味しいし、安いし楽しいしで外食でたこ焼きを買うことは無くなりました。だって家で焼いた方が美味しいんだもの。
これもホットプレートよりガスの方が火力が強いから。ホットプレートは火力不足だったようですね。上の項目で計算してガッテンがいきました。副作用として部屋がめっちゃ暑くなります。火力が高い分、発熱量もえげつないですから。真夏にリビングでたこ焼きを焼くときは注意が必要です。鉄板焼きの大将が暑そうにしている気持ちがよくわかります。
しかしほんと火力のことしか言ってないですね。
カセットガスは汎用品を使っている
説明書ではイワタニカセットガスを使うよう、でかでかと注意書きがされています。
カセットガスはJIS規格で規格化されているので、どのカセットガスでも互換性があるように作ってあります。だから日本国内で流通しているものであれば規格があっているはずなので、理屈上は互換があります。これは災害の時にコンロとカセットガスが合わなくて火が起こせないことがあったことで対策された結果です。日本ガス機器検査協会のJIA認証のマークがあればより安心です。
カセットガスコンロはイワタニ製のしか買ってないですが、イワタニの純正カセットガスは使ったことはありません。
どのカセットガスもLPGを使用していますが、LPGの中でも液化ブタンとイソブタンという成分があるそう。イソブタンの方が着火点が低く、真冬の屋外でも問題なく使えるそうです。しかし家庭用としては安価な液化ブタンで十分です。
いちおうカセットガスとして規格化されて販売されていますが、各社とも自社カセットコンロと自社カセットガスでの組み合わせで安全を確認しているので、他社同士のコンロとガスだと安全性の確認はとれていないことになります。説明書でも、しきりにイワタニカセットガスを使用するよう促しています。
規格化されて理屈上は互換性があるとはいえ、他社製品のカセットガスを使用する際は自己責任で行うことになります。
我が家では自己責任を理解した上で、安価に手に入るJIS規格のカセットガスを使用していますが、今のところカセットガスに起因するトラブルはありません。
たこ焼きはガス一択
産まれて20年ぐらいは電気ホットプレートでたこ焼きを焼いていたけれど、炎たこに出会ってから、たこ焼きはガス一択になりました。
早く焼けて外カリ中トロなたこ焼きが作れるイワタニの炎たこ。
自宅で作るたこ焼きに不満があるなら是非とも試してほしいアイテムです。
とはいえたこ焼き器だけに5000円以上をかけるのが勿体ない人はこちら。
イワタニのカセットコンロ対応のたこ焼きプレート。
ジャストフィットで簡単にガスを使って焼くことができます。一度に16個に減ったぐらいで、他にデメリットはなし。安くてオススメです。