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モバイルICOCAが登場。モバイルSuicaとの違いは定期券

2023年3月3日

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2023年3月からAndroid版が、同年6月27日からiPhone版がリリースされました。

それぞれAndroid10.0、iOS16.0以降のバージョンが入っている端末が対象です。
アップルウォッチにも対応して便利さ抜群。出来ることやモバイルSuicaとの比較をやっていきます。

モバイルICOCAで出来ること

アプリからどこでもチャージ

スマートICOCAでは専用の機会がある窓口じゃないとチャージできなかったけれど、モバイルICOCAではスマホを操作するだけでチャージができる。

単にチャージするだけじゃなくて

  • 残高のチャージ
  • 定期券の購入 ※ICOCAエリアのみ

の二種類が可能。

モバイルSuicaを使っているけれど、チャージのためにいちいち窓口に行かなくていいっていうのはメチャクチャ便利です。

ICOCAが使える全国のサービスで利用可

モバイルICOCAはICOCAが使える全国の店舗で使えます。

公式サービスだと全国のICOCAって言っているけれど、要は交通系ICカードがつかる店舗なら使えるってことです。

数ある交通系ICカードの中でICOCAしか使えないっていう店は見たことが無いし、関西に住んでてモバイルSuicaを使っているけれどSuicaお断りなんて経験はなかったから、実質日本国内全域て使えるってこと。

ICOCAエリアに住んでなくても、モバイルICOCAを使って損はないと思います。

WESTERポイントが貯まるが条件厳しい

JR西日本のクレジットカード「J-WESTカード」を使うなら、

J-WESTゴールドカードJ-WESTカード
チャージ最大3%最大1.5%
定期券購入最大3%最大1.5%

の還元率でWESTERポイントが貯まります。

WESTERポイントはICOCAに再チャージできるから、モバイルICOCAをメインのキャッシュレスとして使うなら便利かも。

でもJ-WESTカードを使わないなら還元率は各々のクレカ還元率によって変わるし、使ってポイントを貯めるにしても

  • 時間帯指定ポイント※午前10時~午後5時を月4回目以降の利用で30%~50%
  • 利用回数ポイント※1か月の同一区間11回目以降で15%

のポイントが貯まるけれど、JRに乗らないなら利用ポイント貯まらないし通勤で使うなら定期を買うから効率よく貯める人は少ないと思う。

どうしてもJ-WESTカードでの運用が前提になってくるから、カードを増やしたくない人には恩恵が少ないポイントです。

払い戻しやスマホの機種変更、スマホの故障・紛失時の再発行が可能

スマホのおサイフケータイを使った機能だから、スマホが壊れたら一巻の終わり。

ICカードの方が壊れにくい印象だから、初めてモバイルSuicaを使ったときは故障リスクが怖かったけれど、

  • 払い戻し
  • スマホの機種変更
  • スマホの故障
  • スマホの紛失

したときに乗り換えや再発行の手続きができるのは安心。

機種変更・再発行の手数料は無料だけれど、払いもどしの手数料はかかります。

まだ決定していないみたいだけれど、モバイルSuicaは220円だから同額ぐらいになると思います。

モバイルSuicaと比較

モバイルICOCAとモバイルSuica

先に登場して絶賛利用中のモバイルSuicaとの比較はこちら。

モバイルICOCAモバイルSuica
どこでもチャージ
使えるエリア全国全国
オートチャージ×
ポイント還元率最大3%最大3%
再発行手数料無料510円
払い戻し手数料220円220円

と少し違いはあるけれど、基本的な機能はほとんど一緒。

最大の違いはオートチャージ

モバイルSuicaでオートチャージするにはビューカードの利用が必須になるけれど、モバイルICOCAはそもそもオートチャージができない。

オートチャージに慣れてしまっているならモバイルICOCAは逆に不便になるかもしれません。

出来ることは基本的に同じ

とはいえ出来ることはモバイルSuicaとほとんど同じだから、定期券を使わないならどっちでもいいと思います。

住む地域によってはポイントが貯まりやすいとかあるかもしれないけれど、支払いで無理にモバイルICOCAを使わなければいい話なんで、定期券とかJRがメインだとかでポイント面で損しない限りはどっちも似たような機能。

モバイルICOCAはまだiOSには対応していないから、iPhoneを利用しているならモバイルSuicaやモバイルPASMO一択なのは変わらないけれども。

定期券は各社のエリア内のみ

モバイルICOCAやモバイルSuicaで定期券を使うことが出来ます。

モバイルICOCAはICOCAエリア内、モバイルSuicaはSuicaエリア内の定期券に限る。

バスや地下鉄の定期券は買うことが出来ないから、基本的にJRで通勤している人限定のサービスにはなります。

でもモバイルICOCAなどのおサイフケータイで改札を通ることによって、通勤の時に財布やパスケースを取り出す必要がなくなるから、財布を落としたりパスケースを別で用意しなくて済む。

それってあまりメリットなくね?って思っていたけれど、いざモバイルSuicaを使い始めると改札で財布を出さなくていい快適さが素晴らしいことに気が付きました。

通勤中はスマホを見ない人の方が珍しいから、スマホは常に取り出しやすいところに置く人がほとんど。何なら常に手に持っているからタッチで改札を通る恩恵を最大限享受できます。

定期利用じゃないなら無理に乗り換えなくても

ということで関西民には待望のモバイルICOCAだったけれど、基本的なところはモバイルSuicaと変わらないからJR定期券を利用している人でないなら好きな方で良いんじゃないかなというのが感想です。

すでにモバイルSuicaを使っている人でJR定期券を使わないなら、慌てて乗り換える必要は少ないと思うし乗り換えの手間を考えると様子見でいいのかなと。

とはいえ住んでいるところがICOCAエリアならモバイルICOCAの方がいいし、SuicaエリアならモバイルSuicaの方が何かといいとは思います。

もし関西在住のモバイルSuicaユーザーでJR定期券を使わないなら、あえて乗り換えなくてもって程度でよろしくお願いします。

PiTaPaとか他社サービスも割引がある

関西の交通系ICカードといったらPiTaPaがあるけれど、PiTaPaにも割引サービスがあります。

PiTaPaには

  • 利用回数・利用額割引サービス
  • 登録型割引サービス
  • PiTaPa定期サービス
  • PiTaPaバス一日乗車券サービス

があってどれもお得に割引してくれます。

しかも事前登録不要なサービスもあるし、クレジットカードの新たな発行も不要。

なにもモバイルICOCAじゃないと割引しないってわけでもない。

JR西日本の路線でもしっかり割引してくれるから、ややこしいのが嫌いならPiTaPaでいいかもしれない。

将来的にQRコード決済に負ける可能性はある

モバイルSuicaにしてもモバイルICOCAにしても、おサイフケータイが必須なわけです。

おサイフケータイが搭載されているスマホって、そこそこのお値段がするから海外製のスマホとか格安エントリースマホだとおサイフケータイが搭載されてないってこともしばしば。

いまQRコード改札が準備中で2024年にもサービスが開始されるらしい。

QRコードなら画面さえあればどんなスマホでも表示できるから、いかなるスマホにも対応できます。しかもQRコード改札なら従来の磁気テープ切符じゃなくてもいいからコストカットにも一役買うらしい。

ということはQRコード改札が将来のメインになるだろうから、スマホのQRコードで改札を通れる日はそう遠くないかも。まぁ未来の話なんで、いま使うなら関西ユーザーにとってモバイルICOCAはいい選択肢になるということで。

画像引用https://www.jr-odekake.net/icoca/mobileicoca/about/

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