SwitchBotから屋外用防犯カメラが発表されましたが、我が家ではTP-Link のTapo C310を使っています。
SwitchBotはスマートリモコンとして、TP-Link はWi-Fiと防犯カメラとして使っていてどちらも信頼を寄せているんですが、この2社の防犯カメラの違いとコスパに優れるのはどちらか気になったので調査しました。
バッテリー式防犯カメラとして先に発売していたGoogle Nest Camとの違いも記載しています。
迷っている方は是非参考にしてください。
SwitchBotとTP-Link TapoC310を比較
3機種のスペック表
TapoC310 | SwitchBot屋外Camera | Google Nest Cam | |
---|---|---|---|
Wi-Fi | 2.4 GHz | 2.4 GHz | 2.4GHz 5GHz |
動画圧縮 | H.264 | 不明 | H.264 |
フレームレート | 15fps | 不明 | 最大30fps |
動作環境温度 | -20°C~45°C | -20℃~45℃ | –20°C~40°C |
解像度 | 3MP(2304×1296) | 1080p | 1080p |
画角 | 104度 | 110度 | 130度 |
ナイトビジョン | 〇(最大30m) | 〇(距離不明) | 〇(最大6.1m) |
動体検知 | 〇 | 〇 | 〇 |
顔認証 | - | - | 〇 |
ローカルストレージ | SDカード(最大128GB) | SDカード(最大256GB) | 内蔵メモリ |
クラウド対応 | 〇 | 〇 | 〇 |
給電方式 | 電源 | バッテリー(10000mAh)・ソーラー給電(別売り) | バッテリー(6000mAh)・電源(別売り) |
照明 | 〇 | 〇 | - |
防水性 | IP66 | IP55 | IP54 |
双方向通話 | 〇 | 〇 | 〇 ノイズ キャンセル機能付き |
防水性はTP-Link が上だが、どれも真夏の直射日光は厳しい
防水性はTP-Link の圧勝です。
IP66はあらゆる方向からの強い放水に耐えて塵が内部に入る恐れもないので防水に対しては圧勝でしょう。
他の2機種の防水性も雨などの通常の放水でしたら耐えることが出来るので、雨程度の水では十分耐えられることから杞憂かもしれません。
ただし気にしたいのが最大温度が45度までのところで、炎天下では白色のボディであっても45度を突破することは十分に考えられます。
車だと白色でも表面の温度は50度60度になったりするようなので、どちらにしても年中作動させるならひさし等の影になるところに設置しないと夏に壊れたり動作不良を起こす可能性があります。
そして陰のあるところに取り付けると雨も多少は遮ってくれますから、防水性がTP-Link の方が優れているとしてもそれほど気にする必要はないかもしれません。
まぁ安心は出来るので防水性が高いに越したことはないですが。
SwitchBotの最大のメリットはバッテリー稼働
SwitchBotもNest Camもバッテリー給電方式です。
TP-Link の防犯カメラには今のところバッテリー給電の防犯カメラはありませんから、聞きなれない中華製防犯カメラを除くとSwitchBotやNest Camは十分有力な選択肢です。
TP-Link は電源を引かなければならんので、配線が難しい場所ではバッテリー給電の方がいいかもしれません。
SwitchBotが365日バッテリーが持つのは本当か
スペック上ではSwitchBotはバッテリーが365日、つまり一年間持つことになっています。
同じようなカメラのNest Camはバッテリー容量がSwitchbotと比べて60%減。
そのNest Camのバッテリー駆動時間は
- 多い - バッテリー駆動時間約 1.5 か月(1 日あたり約 25~30 件のアクティビティ録画)
- 標準 - バッテリー駆動時間約 3 か月(1 日あたり約 9~12 件のアクティビティ録画)
- 少ない - バッテリー駆動時間約 7 か月(1 日あたり約 2~4 件のアクティビティ録画)
です。
これをSwitchbotに当てはめると撮影回数が少ない環境で1年持つかどうか。
我が家の玄関先にあるカメラは一日に60〜100回のイベント録画がされているので、3週間から4週間で電池が切れる計算になります。
頻繁に撮影する場合は電源を引っ張ってくるのが最善ではありそうです。
SwitchBotとGoogle Nest Camでは?
Nest Camでは世界のGoogleのカメラというところが大きいと思います。
とくにNest Camはソフト面が優秀で、顔認識が出来ることから家族がいつ帰ったかとかまで記録されるので、万が一の時に簡単に振り返ることが出来そうです。
ただし値段が
SwitchBot | 9,980円 |
Google Nest Cam | 23,900円 |
Nest Cam一つでSwitchBotを2つ買える値段ですから、やはりコスパではSwitchBotに軍配が上がります。
もしも顔認識が必要ではないのなら、Nest Camを選ぶメリットはあまりないのでSwitchBotを検討するのがいいかもしれません。
どれも人を特定できる画質ではない
解像度で見るならTapoC310の方が1080pよりも高い解像度を誇りますので、解像感はTP-Link に軍配が上がりそうです。
これは電源方式だからこそ節電を気にしなくていいので出来ることかと思いますが、そもそもどのカメラも超広角カメラですから、よっぽどカメラに近づかないとはっきり顔を記録することは出来ません。
カメラを取り付けるなら上の方に取り付けるでしょうから、どのみち個人を特定できるレベルの画質は期待できません。
ただし万が一のことがあった場合、それが人によるものか動物によるものかであったり、自分や家族が外出した時間がはっきりと記録されるのでデメリットばかりではないです。
この3機種を選ぶときは画質に期待してはダメです。
電源を取れるなら圧倒的にTP-Link
ここまで比較すると、やはりSwitchBotとNest Camはバッテリー式であるメリットが大きく、その他の機能ではTP-Link のTapoC310が圧倒しています。
実際にTapoC310を使っていても、夜間撮影でもしっかりと録画出来ているしアプリも使いやすく、動体検知もほぼ完ぺきに作動しています。
何よりバッテリー管理が面倒なので、SwitchBotの防犯カメラは電源が難しい場所用としてのカメラであり、防犯カメラを設置するのであれば何とかして電源問題を解決して電源式のカメラにするのが良いと感じました。