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ソニー【Xperia 10 Ⅳ】のメリット・デメリット。実売4万円じゃ厳しいか?

2023年1月14日

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SONYのXperia10ⅣがAmazonやUQモバイル・楽天モバイルで4万円くらいで買えるようなので調べてみました。

結論としてはPixel6aやReno7Aと比較すると勝てるところが少ないっていう感想になったので、その理由を解説します。

SONY Xperia 10 Ⅳ

スペック

SONY Xperia 10 Ⅳ

発売日2022年7月8日
CPUSnapdragon695 5G
メモリ6GB
ストレージ128G
ディスプレイ6.0インチ 有機EL 
リフレッシュレート60Hz
バッテリー5,000mAh
背面カメラ望遠(54mm):800万画素 F2.2
広角(27mm):1200万画素 F1.8
超広角(16mm):800万画素 F2.2
インカメラ800万画素 F2.0
ビデオ撮影1080p 60fps
スピーカーモノラルスピーカー
セキュリティ指紋(サイドボタン)
防水防塵〇(IPX5・IPX8、IP6X)
おサイフケータイ
ワイヤレス充電-
サイズ(mm)153.0×67.0×8.3
重量161g
価格64,152円※docomo
42,000円※Amazon(2023/1)

処理能力

搭載しているCPUはSnapdragon695 5Gです。

このCPUを搭載したスマホはAnTuTuのスコアで

40万点弱ぐらい

とされています。

スコアの目安は下記表のとおりです。

Antutu Ver.9 スコア動作の目安
50万点以上動画編集からゲームまで、なんでもOK
40万点前後普段使用で困ることは無いです。
30万点前後ちょっと動作のもたつきが気になり始める
15万点~25万点必要最低限です
15万点以下動画鑑賞用。マルチタスクは無理

普段使用で困ることは少ないものの、動画編集やゲームをするには厳しい性能です。

カメラ性能

カメラセンサーは小さめ

引用 ソニー公式サイト

公式サイトでは公表されていませんが、複数のサイトやYouTubeで

望遠カメラ(54mm)1/4.0インチ
広角カメラ(27mm)1/2.8インチ
超広角カメラ(16mm)1/4.4インチ

と記載されていました。

ちなみに広角(メインカメラ)で1/2.8インチっていうのは小さめ。小さめなセンサーを使っていることで有名なPixel6aですら1/2.55であることを考えると、カメラ性能には重きを置いてないように見える。

何度も言っているけれど、カメラはセンサーサイズとレンズが命

そのセンサーサイズが小さいとなると、キレイな写真を撮るのは厳しいと思います。

望遠カメラを搭載しているからスペック上の見栄えはいいんだけれど、使っているレンズやセンサーに注目するとカメラ目的で買うスマホではないと思う。

手振れ補正は「光学式」で写真・動画に対応

引用 ソニー公式サイト

手振れ補正は光学式手振れ補正を搭載。

これはレンズが動いて手振れを補正する方式だから、写真・動画の両方に使えます。

そしてこれによりナイトモードに対応。暗くても明るい写真が撮れるけれど、センサーサイズが小さいからあまり期待はできません

そして肝心の手振れ補正をYouTubeで確認してみると

一見してちゃんと手振れ補正が効いているように見えるけれど

  • 快晴なのにピント合わせが迷うところがある(明るいほど条件が良いんです)
  • 歩行時に少しカクカクしたり歪む

など健闘はしていますが、電子手振れのみよりは良いって程度。

やはり廉価グレードという枠からは出られていないようです。

メリット

おサイフケータイ対応

廉価グレードながらおサイフケータイに対応。

モバイルSuicaやID決済で使えます。

買い物ではペイペイや楽天ペイなどのバーコード決済があるから、おサイフケータイ無しでも十分な世の中にはなっているんだけれど、電車や自動販売機でキャッシュレスを使うならおサイフケータイは今でも現役。

普段使いにうれしい機能が搭載されています。

21:9のワイドディスプレイ

引用 ソニー公式サイト

Xperiaといえば21:9のワイドディスプレイ。

廉価グレードのXperia10Ⅳにも引き継がれていて、特に

 

映画を見るときに黒帯がほぼなし

 

で楽しめるから、外出先で映画を見る機会が多い人におすすめです。

バッテリーが長持ちで充電回数が減らせる

引用 ソニー公式サイト

バッテリー容量は5000mAhの大容量バッテリーを搭載。

そのため長時間の使用でも電池切れに悩まされることは少ないでしょう。

他のと比較すると

  • Pixel6a 4,410mAh
  • AQUOSsense7 4,570mAh

と10%くらい多め。

10%をどう捉えるかは人によるけれど、電池持ちを重視したい人には十分な数値かも。

軽くてコンパクト

引用 ソニー公式サイト

最近のスマホは大型とバッテリーの大容量化で大きくて重いスマホが多いけれど、Xperia10Ⅳは

 

161g

 

と5000mAhのバッテリーを積んでいる割には軽い。

そして全長は153mmあるけれど、幅が67mmしかないから持った感じはすごくコンパクトに感じます。

長さに注意さえすれば、コンパクトスマホを探している人は一考の余地ありです。

デメリット

カメラは弱い

繰り返しになるけれど、Xperia10Ⅳのカメラセンサーは小さめ。

センサーサイズが小さいほど取り込める光の量が減るから、いい写真を撮るには条件が悪くなります。

光学式手振れ補正こそ搭載しているけれど、そのほかのスペックが低いからカメラに期待するスマホでないのは廉価グレードの宿命。

リフレッシュレート60Hz

最近ではリフレッシュレートが高いスマホが多いなか、60Hzのリフレッシュレート。

ただしこの価格帯だと、高リフレッシュレートの方が珍しいからライバルと比較してもあまり弱点ではないです。

とはいえ周りと同じってことで差をつけられるわけでもないので、差別化するために搭載はしてほしかったところ。

モノラルスピーカー

このスマホはスピーカーが1基のみ

ということはモノラルスピーカーです。

せっかくのワイドディスプレイで映画が大画面で見られるんだから、そこはステレオスピーカーが良かったというところ。

映画を見るときはイヤホンでステレオ化してみるのが良さそうです。

値段が高い

定価は6万円、実売でも4万円。

ぶっちゃけカタログスペックと比較すると高めの価格です。

Xperiaはスペックと比較して高いのが代々の特徴ではあるんだけれど、エントリーモデルな廉価グレードだと魅力的な機能は少ない。

だから価格勝負になるところが多いから、同等の性能を持っているのに安い端末がライバルにいます。

ライバルと比較して高い価格というのは、消費者からすると気になるデメリットです。

総評:Pixel6a・Reno7Aと比べると厳しい

Xperia10Ⅳのライバルになりうるのは2つ。

Pixel6aとReno7A。

Pixel6aはハイエンドな処理能力と優れた画像処理を持ったカメラが魅力のスマホ。

Reno7AはXperia10Ⅳと同じ処理能力を持っていつつも値段がお安いのです。

Xperia10Ⅳ-42,000円
Pixel6a処理能力高め53,900円(1万2000円高い)
Reno7AXperia10Ⅳとほぼ同じ性能28,300円(1万3000円安い)

比較するとこんな感じ。

上下の価格帯に強力なライバルがいるから、

  • 安くていいや! → Reno7A
  • 高性能がいい! → Pixel6a

という判断になるから、Xperia10Ⅳは板挟み状態でつらい戦いになりそうな価格設定です。

てかPixel6aが強すぎて4万円ぐらいのスマホを蹂躙しているのが主な原因かも。

割高感が否めないから、「Xperiaが欲しい!」という人以外はライバルも検討してみるのもアリです。

画像引用 ソニー公式サイト

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