騒音対策で3Mのイヤーマフを買いました。
耳栓よりは大きいけれどなくす心配はないし耳が快適です。詳しくレビューしていきます。
きっかけは耳栓多用で外耳炎に
集中したいときに遮りたいのが音。音を遮るために粘土みたいな耳栓とLoopっていう耳栓を付けています。特にLoopは小さい・持ち運べる・寝返り打てるでベストな耳栓でした。
ただし耳栓を使うと耳の中が高温多湿になるのは当たり前。あるとき耳がめっちゃ痛くなりました。もうびっくりして病院にいった結果が外耳炎。外耳炎は鼓膜の手前の外耳という部分が炎症を起こすことで、耳栓を多用しているとなりやすいらしい。
処方された薬ですぐになおったんだけれど、再発は御免被ります。何かないかなということで探していたときに思いついたのが、射撃シーンでみんながつけているコレ

まぁ外で使うには目立ってしゃあないけれど、家の中で使うなら問題なし。どうやらイヤーマフと言うようです。ただしどう見ても幅があってごつい。だから薄めのイヤーマフを探してたどり着いたのがこの二つ。

上にあるケンウッドのEP-EM70は素直に売り切れということで、信頼の実績の3MのPELTOR H6F/Vを購入しました。
3M PELTOR H6F/V
スペック
イヤーマフスタイル | 2重カップ構造 |
カラー | ベージュ/ブラック |
主素材 | PVC、ABS樹脂 |
減衰 | 21 dB |
簡単装着タイプ | イヤーマフ |
イヤーマフにしては控えめのベージュ色をしています。他のは黄色だったり赤だったり派手目の色が多いなか、この色は外で使うことになっても何とかなりそうな色合いです。
PELTOR による耳栓の効果は21dB。25~31dBが標準なイヤーマフとしては低めな数値ですが、それでも十分な値です。完全防音は無理でも、何もつけていない時と比べるとかなり減衰してくれているので騒音対策にはちょうどいいかも。

装着イメージがこんな感じ。顔より狭いティッシュ箱にもしっかりホールドするので子どもにも使えそう。きつい場合は力業で調節可能です。

黒いパッドはビニール製。結構分厚いビニールなのでヘッドフォンみたいにボロボロになりにくそうです。

細いワイヤーハーネスで上下を調節します。おかげで大きい頭から小さい頭まで調節可能。スライドさせるだけの簡単設計。ただしプラスチックなので壊れるならここからかも。
防音に使うイヤーマフ

本来イヤーマフは作業場などの大きい機械音が多いところで耳を保護するためのものです。大音量の作業用機械のなかで長時間作業していると騒音性難聴になるらしい。それを防ぐのがイヤーマフの本来の役割です。85dB以上の騒音環境に置かれる作業員には聴覚保護具を付けないといけないようです。でかでかと95と書いてあるのは95dBまでの環境下なら耐えられるという意味です。
イヤーマフは厚いものが多くて防音効果も高いものが多いです。だから薄型のPELTOR H6F/Vは防音効果も低め。ただ高性能なイヤーマフはどうしても幅が大きくなりがち。
これなんて耳にまんじゅう取り付けているみたいです。ガチの現場で使うわけではないんだから、家の中ならPELTOR H6Fで十分です。
ちなみに見た目が良かれなケンウッドと比較がこちら。
3M PELTOR H6F/V | JVC EP-EM70 | |
---|---|---|
減衰効果 | 21dB | 19dB |
規格 | JIS T8161 EP-1 | ANSI S3.19-1974 |
規格は日本規格かアメリカ規格かの違いです。規格の詳細はわからなかったけれど、PELTORのアメリカ版サイトでも21dBと表示されているので似たような規格じゃないかなと推測。それにケンウッドのほうが薄いからPELTORのほうが防音効果が多少高いのは納得のいく数値です。
薄型とはいえ寝返りはうてない

どんなに薄型のイヤーマフでも耳を包むように取り付けるから寝返りをしたら違和感がハンパない。イヤーマフとベッドの擦れる音がダイレクトに聞こえてくるから横向きに寝るのは不快。頭の重さは体重の10%と言われているから体重50kgの人でも5kgはあることに。これが片方のイヤーマフにかかるんだからイヤーマフは壊れるわ不快だわでメリットなし。
でもまっすぐ仰向けに寝るには困らないので、寝返りを度外視するならイヤーマフを取り付けて寝られないことはないです。それに薄型なので上記のデメリットに目をつむればちょっとだけなら寝返りもなんとかなるかも。
ヘッドは金属

PELTOR H6Fはオーバーヘッド型のイヤーマフです。この頭の上にくる部分が安いイヤーマフだとプラスチックらしい。つまり折れることがあるようです。
ここが折れたら修理不能で即買い替えとなるので、できれば折れない素材がいい。PELTOR H6Fはこんな感じで金属製です。

金属を黒いビニールで包み込んでいるので折れる心配は少ないです。金属ということでヘッドも薄型なのでかさばることも少ないです。
金属製なので挟み込む力を調節も可能。キツすぎると頭が痛くなってくるので快適な圧になるまで何度も試せます。個人的には開封すぐの状態だと圧が強かったので広げて弱くしました。
コンパクトになって機内泊でも使える

薄型のおかげでコンパクトにたためる機能も搭載。他のイヤーマフにはない機能です。
これだけコンパクトになるから手荷物で飛行機内や夜行バスの中に持ち込んでも大丈夫。耳栓と違って大人にも子どもにも使えるから誰にでも対応可能です。大きいから耳栓みたいに失くすこともないですから。

特に機内泊だと赤ちゃんの鳴き声や大人のイビキで寝れないこともしばしば。夜泣きに慣れてない友達は機内で一睡も出来なかったらしいです。
もしも弾丸旅行でも快適な空間を作ってくれます。隣人の騒音にもおすすめ。見た目はあれだけど実力派です。
