LUMIX G100は動画写真の二刀流として買った
手持ちのカメラはどちらもLUMIXのG99DとGF9なんだけれど、やっぱり使っていると不満は出てくる。
G99Dはやっぱりでかいし、子連れで持ち運ぶのはちょっと大変。
GF9はこの上ない携帯性で素晴らしいんだけれど、ファインダーがないのと電子手振れすらないので動画撮影に気を遣う。
コンパクトでファインダーがついて取り敢えずの手振れ補正があるといえばLUMIX G100ということで、気になっていたカメラではありました。
GF9はいいカメラだけれど、もう使い始めて6年だし筐体に割れも入っているから、そろそろ後継機が欲しいところ。
G100Dとかいうのが発売されたおかげで、旧型のG100が値崩れして楽天市場のポイント還元で実質58,000円。
これは買うしかないってことでポチりました。
OMDSのE-M10 MarkⅣと悩んだけれど、あっちは実質70,000円後半だったし、以前使っていたE-M10 MKⅢが動画撮影時にAF抜けを起こしていたしOMDSのカメラはちょっと心配。
それにLUMIXの色味のほうが好きだしってことでG100を選択。
動画にも写真にも使うなら、やっぱりPanasonicかSONYのカメラが安パイです。
LUMIX G100のスペックと外観
LUMIX DC-G100のスペックはこんな感じ。
例によって万年初心者が重視するところを抜粋しています。
機種名 | DC-G100 |
---|---|
有効画素数/総画素数 | 2177万画素/2030万画素 |
イメージセンサー | M4/3(マイクロフォーサーズ) |
AF性能 | コントラストAF/49点 |
手振れ補正 | 電子式5軸補正・ハイブリッド補正 |
手振れ補正性能 | - |
SDカードスロット数 | 1枚 |
動画撮影 | 最大4K30fps |
記録フォーマット | MP4(H.264) |
ISO感度 | 100-25600 |
メカシャッタースピード | 1/500 |
シャッター耐久性能 | - (5万-10万回程度か?) |
連写(メカシャッター) | 約6コマ/秒(AFS) / 約5コマ/秒(AFC) |
背面モニター | 3.0型/バリアングル |
ファインダー | 液晶ディスプレイ / 約368万ドット / 視野率0.73倍 |
内臓フラッシュ | 〇 |
防塵・防滴 | - |
給電端子 | USB 2.0(High SPEED)対応 Micro-B |
サイズ(mm) | 115.6 × 82.5 × 54.2 |
重さ | 約345g(バッテリー、カード込み) |
とりあえずここを見ておけばってところを抜粋しています。
新型はG100Dにはなるけれども、あっちはファインダーと端子をUSB-Cにした程度が変わったところだから、スペック的にはほぼ同じです。
外観はこんな感じ。
付属レンズの12-32mmのパンケーキレンズがコンパクトだから大きく見えるけれど、実際はすごく小さいです。
新品で買えるファインダー付きカメラの中では最小クラスじゃないかな。
付属レンズは沈胴式だから、撮影するときはこれぐらいになります。
それでもコンパクト。
ちなみに12-32mmは既に持っていたから、古いのを手元に残して新しいのはメルカリゴーで。
物理ファンクションボタンは4つだから操作性は落ちます。
だから露出だけ設定して、あとはカメラ任せで撮るのが楽かもしれません。
コンパクトだから背面ボタンも最小限。
ちなみにグリップのおかげでコンパクトなのに持ちやすいです。
コンパクトさは正義
やっぱりファインダー付きのカメラがこのサイズっていうのは正義ですな。
でかいカメラって操作性は抜群にいいんだけれど、やっぱりカメラバッグから取り出すときに引っかかるし、スペースをとるしで小さいカメラが必要な時があります。
G100とG99Dを並べるとこんな感じだけれど、レンズの差があったとしてもG100が圧倒的にコンパクト。
高さや厚みを比べると一目瞭然。
やっぱり大きいG99Dのほうがボタンが多くて操作性がいいし、放熱もいいから動画撮影の時間制限がないから、G100でなんでも出来る訳ではないんだけれど、軽く撮影する分にはG100のほうが使い勝手はいいです。
ざっと見たデメリット
SSWFが未搭載
SSWFはセンサーダストを超音波振動で吹き飛ばす技術で、似たような機能はSONYやキャノンのカメラにも積んでいるけれど、マイクロフォーサーズのSSWFは比類なき性能でダストを吹き飛ばしてくれます。
このSSWFがG100以降のLUMIXには搭載されておらず、ボディ内手振れ補正のあるカメラではセンサーをぶるぶるして落とす気休め機能があるけれど、G100はボディ内手振れ補正がないから未搭載。
つまり一切のセンサークリーニング機能がオミットされている。
おかげでG100のレンズ交換にはすごく気を使います。
一説にはオリンパスからOMDSになってSSWFの供給が止まったとも、ライセンス費用が値上げされたともいわれているけれど、そこは折り合いをつけて搭載してほしかった。
まぁパナソニックのカメラ事業は赤字らしいから、コストカットしたい気持ちはわかるけれども。
もうちょっとオミットする機能は選んでほしいです。頼みますよパナソニックさん。
1/500までのシャッタースピード
G100に搭載されているメカシャッターが小型化を優先したものってこともあって、メカニカルシャッターの最高スピードは1/500。
ちなみにフラッシュ同調速度は1/50。
1/500じゃ運動会とかスポーツで動いている被写体は止まらない可能性があるし、日中で絞り解放で撮影するのは厳しい。
電子シャッターにすれば1/16000まで上げられるけれど、ローリングシャッター現象が発生するから、やはりスポーツ撮影は不可。
スポーツや動物の撮影以外なら電子シャッターでもやっていけるから、使い方を選ぶカメラではあります。
ファインダーはちょっと見づらい
ファインダーは液晶ディスプレイの約368万ドット、視野率0.73倍とスペック上はいい感じ。
でも実際に使ってみると、正面から除かないとちゃんと見えない。
少しでも上下左右にずれると、とたんにファインダーが見えずらくなります。
しかも液晶ディスプレイに表示される色が、実際に記録される画像と違い、やや暗めに表示されます。
背面モニターに表示される画像のほうが、実際の画像に近いです。
ここがG100がスチル機に合ってなかったところでしょう。
後継のG100DではファインダーがOLED化しており、G100Dと同じファインダーを持つG99Dを使っていますが、こちらはすごく見やすいファインダーを持っています。
だからG100Dをスチル機として買うなら、ファインダーに関しては安心して買うことができると思います。
G100からG100Dへの変更点は少ない
G100からG100Dとの変更点はほとんどないです。
この記事でも書いたけれど、変更点は
- ファインダーがOLED化
- 端子がUSB-Cに変更
されたのみで、ほとんど変わりありません。
まぁ写真を撮るならファインダーは使うし、きれいさを重視するならG100Dのほうがいいけれども、サブ機として割り切って使う分には旧型G100のファインダーでも十分。
どっちもエントリーコンパクトミラーレスカメラとして優秀です。
使い込んでからの感想は後日書きたい
とりあえず、とどいたG100を眺めて気が付いたところを書き並べました。
今後はサブ機として使ってみて、長期使用レビューとして第二弾を書く予定をしてます。
レンズはLUMIX 15mm F1.7をメインに使うつもりです。
しかしミドル機のG99Dがディスコンとなってしまい、パナソニックのM4/3はフラッグシップとエントリー機だけになってしまいました。
コンパクトなシステムが売りのはずが、コンパクトなのはG100Dだけになるという。
もしもG99Dが故障したら、次はGH5M2かOM-5、E-M10MK4しか選択肢がない状態に。GH5は重いしOMDSになるのかな。LUMIXの色味が好きだからパナソニックにしたんだけれど。
LUMIXのミドル機が登場することを期待して、LUMIXを使い続けることにしましょう。