いまさらながら2019年発売のLUMIX G99Dが欲しくなりました。
比較対象はG99Dより軽量小型のG100。あとは今持っているオリンパスE-M10 MarkⅢ。
ぶっちゃけG99Dって人気機種でもないから、この比較は需要が無いのはわかっている。
でもどうせ買うなら記事にしたいし、まぁ自己満足っていうことで。
LUMIX G99とG100
LUMIXはパナソニックが出しているカメラで、フォーマットはマイクロフォーサーズ。
今もこれからも主流はフルサイズ機にはなるけれど、なんといってもレンズ込みだと圧倒的に軽量コンパクトにできるのがマイクロフォーサーズの魅力。
重いと持ち歩かなくなるからね。
G100はマイクロフォーサーズの中でもとっても軽量コンパクトな部類に入る。
機能面ではG99の方がいいんだけれど、G100のコンパクトさは魅力的。
これがG100。
軽量コンパクトでファインダーがついていて、モニターもバリアングル。
VLOGカメラとして発売されているけれど、純粋なカメラとしても十分やっていけると思います。
G99との主だった違いがこちら
機種名 | G99D | G100 |
---|---|---|
画素数 | 有効2030万画素 | 有効2030万画素 |
オートフォーカス | コントラストAF(空間認識AF対応) | コントラストAF(空間認識AF対応) |
フォーカスポイント数 | 49点 | 49点 |
シャッタースピード(機械式) | 1/4000 | 1/500 |
サイズ | 130.4mm×93.5mm×77.4mm | 115.6mm×82.5mm×54.2mm |
重さ | 533g | 345g |
撮影可能数 | 290枚 | 270枚 |
手振れ補正 | ボディ内センサーシフト式 | 電子手振れ補正のみ |
センサー類やオートフォーカスは同じものを使っているけれど、G100は軽量なだけあったボディ内手振れ補正は未搭載。
手振れ補正はレンズと電子手振れ補正に頼るしかなくなるのが残念ポイントではある。
しかしながらG100の方が圧倒的に軽量コンパクト。
これがG99Dだから、上記のG100がどれだけコンパクトかなんとなくわかると思います。
ただしメカシャッターがG99が1/4000に対してG100は1/500。
G100のメカシャッターはあまりにも遅いんですよね。
晴天の日に屋外でとると、まずシャッタースピードが足りなくなる。
電子シャッターがあるけれど、電子シャッターは動体歪みや縞模様になるフリッカー現象が発生するから、極力避けたいところ。
それにシャッターの耐久性もG100はエントリー機では普通な5万回に耐えられるけれど、G99はプロ級の20万回に耐えられる設計になっているから、長く使うことを考えるとG99の方が安心っちゃ安心。
G99Dはマイクロフォーサーズ最高画質
マイクロフォーサーズのフラッグシップはG9 PRO。
マイクロフォーサーズのカメラとして最高の性能を持っているけれど、デカくて重い。
圧倒的上位互換だけれど、気軽に使うにはデカいんですよね。
そんなG9 PROと同じセンサーを使っているのがG99とG100。
G99DはG99のマイナーチェンジ版で性能はほぼ同じです。
だからどちらも最高の画質をゲットできるけれど、やっぱりフルサイズにはかなわない。
流行りのフルサイズよりもセンサーサイズが小さいマイクロフォーサーズに画質を求めるのは野暮ってもんだけれど、どうせ買うなら画質は高いほうがいい。
G9 PROは2018年の発売で、発売から時間は立っているけれど、それでも一線を貼れるカメラです。
そんなG9 PROと同じイメージセンサーを使っているのなら、現在でも十分な性能のはず。
やはりG100はボディ内手振れ補正がないし、メカニカルシャッターも遅い。
メイン機で使うなら、G99Dの方が魅力的ではある。
両者コントラストAFなのが欠点
G99DもG100も、どちらもコントラストAFを採用している。
コントラストAFはピントを前後させながら合していく方法で、LUMIXではこれが主流。
でも世間では像面位相差AFを搭載するカメラが多くて、こっちの方が圧倒的にピントがあるのが早いらしい。
やはりAFが像面位相差AFであることは注目ポイントみたいで、スポーツや野鳥撮影をするにはコントラストAFでは不安が残るみたい。
たしかに像面位相差AFを搭載したOM-5を店頭の実機で比較したことがあるけれど、確かにG99よりAFは早い気がする。
家電量販店って明るいから、暗いところだと差が出てくるかもしれないけれど、まぁ大丈夫と踏んでます。
今のところスポーツ観戦や車や電車、野鳥も撮る予定はないからね。
LUMIXは現在でもコントラストAFが主流だし、速度も速いし正確と定評があるみたい。
ここはパナソニックの技術を信じます。
G99DがG100より優れているところ
色々書いたけれど、要はG99Dが優れいているところは以下の5点。
- ボディ内手振れ補正が搭載
- ボタンが多く優れた操作性
- マグネシウム合金のボディ → フロントのみ
- 防塵防滴対応
- メカシャッターがG100より早くて高耐久
G99Dは動画撮影機としても使う予定だから、ボディ内手振れ補正は必須
こんな感じで、ボディ内手振れ補正があると手振れが大きく下げられる。ボディ内手振れ補正の欠点は望遠で効果が弱くなることだけれど、レンズでの補正と合わせて強力な手振れ補正を発揮してくれるみたい。
手振れ補正は5段分の補正効果があって、要は現在でも十分通用する性能だということ。
あとは防塵防滴や高耐久のメカニカルシャッターが搭載されたことが大きい。
やっぱり出先で使う予定だから、堅牢性と耐久性は大事。
逆にG100のメリット以下の3点。
- 軽量小型でいつでも持ち出せる
- VLOG-Lに対応するなど動画性能が高い
- 価格が安い
軽いのは魅力的だけれど、サブ機としてGF9があるから問題ない。
エントリー機ながらVLOG-Lに対応して動画性能が良いらしいけれど、使わないからOK。というかVlog-Lがよくわからんくて、別売のソフトが必要みたいだし動画クリエイターではないから不要と判断。
GF9が壊れたらG100は超有力な後継機ではあるし、初めて買うカメラとしてもとってもおすすめ。
やっぱり軽くないと持ち出さなくなるからね。
G99Dに買い換えたいポイント
今使っているメインカメラはオリンパス OM-D E-M10 MarkⅢ。
これもボディ内手振れ補正を搭載しているしメカシャッターは1/4000。
性能的には同じだし、センサーが違うとはいえ同じマイクロフォーサーズ規格。
あとは防塵防滴がないことぐらいか。
しかし出番が少なくて、ほぼGF9ばかり使っている印象。
理由は「オリンパスブルー」と言われるオリンパスカメラの特長。
オリンパスは青色をきれいに表現するみたいで、確かに青空はきれいに映る。
GF9と比較するとオリンパスの方が青が強調されている感じがする。
手前の白い車なんてちょっと青みががってない?
でもそのおかげで人を撮った時の表現が好きになれず、出番が激減しています。
RAW現像すれば関係ないみたいだけれど、JPEG撮って出しで使いたいから売れる間に買い換えたいのが心境です。
風景画を撮るにはいいカメラなんだけれど、人物メインで使うと自分には合ってないな~と思う印象。
あとは広角から望遠まで使える高倍率レンズも欲しいところ。
このレンズは換算28mm-280mmをカバーする高倍率レンズ。それでいて265gしかないからマイクロフォーサーズの利点である軽量小型を享受できる。
新品だと安くても6万円を超えてくるけれど、G99Dのレンズセットはこのレンズとセットで14万円。
レンズ代を引くと単体だと約10万円のG99Dが8万円で買える計算になるから、E-M10MKⅢを売れば実質の持ち出しは少なくて済む。
そういうところも買い替えを検討したポイントです。
E-M10からG99Dに買い換え決定
いまならE-M10は5万くらいで売れそうだから、実質10万円以下で新しいカメラに新調できそう。
シャッタの耐久性も大幅に上がるし、色表現も満足できるはずだから高い買い物にはなるけれどメリットの方が高いと判断。
新製品ではないけれども、果たしてお気に入りのカメラになってくれるか期待したいです。