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カシミヤウールコートを水洗い。自宅でドライクリーニングマークの服を洗濯してみた

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ユニクロのウールカシミヤチェスターコートを水洗い。

クリーニング代ってバカにならないし、このコートはメルカリで2,000円で買った通勤用コート。
お金出して洗うつもりもないし、かといって汚れも気になる。使い捨てにしても良いかなって思ったけれどどうせなら水洗いすることに。

果たしてドライクリーニングマークの付いたウールコートを水洗いしたらどうなるのか。
結論としてはシワが残るけど結構イケる感じでした。

ドライクリーニングと水洗いの違い

水洗いは型崩れが激しい

ドライクリーニングと水洗いの違いが正直わからなかったから、そこから調べました。

ドライクリーニングは石油系溶剤を使って洗う方法なんだけれど、クリーニング屋さんの洗濯機でざぶざぶ洗っている。
これじゃ水洗いと変わらんやんと思ったんだけれど、どうも水と石油系溶剤では雲泥の差があるらしい。

まずはこれを見てほしい。

YouTubeでドライクリーニングと水洗いを比較した動画。
要約したのが下記のとおり。

  • ビーカーにそれぞれ水と石油系溶剤を入れる
  • 双方とも高速回転させる
  • そこに紙折り鶴を20秒間投入する。
  • 水洗いした折り鶴は見るも無残な状態に
  • 石油系溶剤に入れた折り鶴は原型を保っていてまるで何事もなかったのよう

つまり水だと繊維に負荷がかかるけれど、ドライクリーニングだと繊維に負荷がかかりにくいことに違いがある模様。

だからデリケートな素材を使った服はドライクリーニングの表示があるわけです。

つけ置き洗いが基本

ではもしもドライクリーニング表記の服を水洗いするならどうするか。

水の中でゴシゴシ洗うと繊維が傷むんだから、最小限に抑えるためにつけ置きだけで洗うのがベスト。
水につけただけでも繊維には負荷がかかるみたいだけれど、ゴシゴシ洗うのと比べると全然マシでしょう。

ということで今回洗うのがこのコート。

ネイビーのウールコート
ブラウンのウールコート

ユニクロのウールカシミヤチェスターコート。
つまりカシミヤのウールコートですな。

当然洗濯表記はこんな感じ。

このFに〇が書いてあるのがドライクリーニングを示す記号。
しかもアンダーラインが入っているから、ドライクリーニングの中でも弱く洗うことが指定されています。

これを水で洗うんだから、細心の注意を払って優しくつけ置き洗いしないといけない。

当然だけれど完全に自己責任でやっていきたい。
洗濯表記に反する洗い方をするんだから当たり前です。

ウールカシミヤコートを洗ってみる

おしゃれ着洗剤をバスタブに貯める

まず浴槽に水を貼ります。
使う洗剤はおしゃれ着洗剤のエマール。

ドライクリーニングの洗剤ではないんだけれど、普通の洗濯洗剤よりはマシと判断しました。

コートを5分間つけ置き洗い

貯まった水にコートを付けて5分ぐらい待ちます。

つけ置きしすぎると繊維が傷むし、最小限度に抑えるために5分ぐらいに設定。

このとき押し洗いを含めて絶対にコートを揺らさない。
気持ちはわかるけれど、ウールコートが先ほどの折り鶴みたいにならないように、優しく洗うのが基本です。

ただこれはもうちょっと水を貼った方がいいかも。

排水してシャワーとつけ置きですすぐ

5分経ったら排水します。

こうするとコートの水が切れやすくなります。

そしてシャワーで洗剤を洗い流します。

水が切れたらもう一度バスタブに水を貼る。
そしてすすぎ洗い。当然このときもつけ置きです。

すすぎ洗いのために再度つけ置き。ちょっとピントが外れちゃった。

このときに柔軟剤を入れてもいいかもしれません。

そして仕上げにシャワーですすいで洗い作業は終了。

弱脱水モードで脱水する

脱水の時は洗濯ネットに入れて繊維への負担を和らげます。

洗濯ネットに入れます。もちろんちゃんと畳んでから。

洗濯機も弱脱水があるならそのモードで。

我が家のPanasonic洗濯機にはソフト脱水モードがあるから、これで脱水。

干した直後と乾いた後はブラシでメンテナンス

脱水が完了したらすぐに干す。

もたもたしていたら生地にシワが付いてしまうから迅速にやりましょう。

普通のハンガーに掛けたから、ちょっと型崩れが怖い感じ。
そんなときはボディハンガーがあれば安心かも。

特に子供の制服を洗うようになったら絶対に必要だと思う。

干した直後と乾いた後でのブラッシングは必須です。
ウールコートへのブラッシングは豚毛ブラシを使いましょう。

干した直後はシワが目立つけれど、乾いたら多少はマシになります。

洗ったあとの生地の変化を比べてみる

さてどれだけ生地が傷んでいるか。
比較してみましょう。

ネイビーのウールコート。洗濯前の生地
ブラウンのウールコート。洗濯前の生地。

まずは洗濯前のウールコートの表面。
まぁ普通の毛並みです。

洗濯後のウールコート(ネイビー)
洗濯後のウールコート(ブラウン)

これが水洗いした後のウールコート。
ブラウンのウールコートの画像を画角を合わせて並べたのが下記の画像。

水洗いする前
水洗いした後

結構いい線いってるかな。
洗う前と後でそれほど差がない印象。

こんな感じで前側の生地は良い感じですが。。。

背中側の生地にシワが寄ってます。
これはブラウンのウールコートがわかりやすかったから画像を載せたけれど、ネイビーのウールコートも同じ感じ。
中温のアイロンはOKの表示があったからアイロンでリカバリーしてみたけど、完全には治りませんでした。

持ち上げて水を切ったのが悪かったかな~。

ちなみに裏地はこんな感じ。

水洗いする前
水洗いした後

シワは最小限度に抑えられたと思ってます。
色が違うのはカメラのWB設定が少し違うからだと思われます。
それぞれ撮ったの違う部屋だし。

最新の注意を払ってもシワは残ってしまいました。

気にしなければ自宅で洗える!大事な服はクリーニングへ

洗濯後のウールカシミヤチェスターコート2着

背面がシワになったけれど、総合的に見て結構イケるっていうのが感想です。

比較的フィットするウールコートなんで、冬の厚木の中で着たらこれぐらいのシワは伸びて気にならなくなると予想。
繊細なカシミヤウールコートだったけれど、やさしく水洗いすれば許容範囲には収まります。

ただし回数を増やすのは当然NG。

ワンシーズンにつき一回洗う程度でやっていきます。

これからはウールコートでも、自宅で洗濯します。

ドライクリーニングの洗剤がある

番外編だけれど、自宅でドライクリーニングするための洗剤があるらしい。

このハイベッグゼロは自宅でするドライクリーニング洗剤。

水が石油系溶剤になるわけではないし、使ったことはないんだけれどレビュー評価が高くて気になってはいます。

洗い方はつけ置き洗い。これは共通らしいです。

今回はエマールでやりましたが、試してみたい商品ではあります。

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