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【レビュー】TP-Link DecoのWi-Fiは遅い?速度比較|M4とM5

2022年7月9日

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スマートホーム化を推し進めた結果、めっちゃたくさんの機器をルーターにつなぐことになりました。

そこで欲しいのがルーターの安定性で、接続端末が多いと通信が不安定になります。

それに我が家はコンクリート造なこともあってルーター1個じゃ隅々までルーターが届きません。

そこでメッシュWi-Fiを導入しました。

我が家はTP-Link Deco M4とM5を使っています。

2023年になってもメッシュWi-Fiの中では圧倒的なコスパを誇り、Amazonでめっちゃ人気のM4とM5。

値段的にはM4のほうが安いんですが、結局のところDecoって速度が遅いのか早いのか実験します。

2023年でもどっちも安心して使えます!

TP-Link Deco M4とM5

スペック比較表

M4M5
LANポート/1ユニット22
ワイヤレス規格IEEE 802.11 ac/n/a 5 GHz,
IEEE 802.11 b/g/n 2.4 GHz
IEEE 802.11 ac/n/a 5 GHz,
IEEE 802.11 b/g/n 2.4 GHz
通信速度2.4 GHz 最大300 Mbps
5 GHz 最大867Mbps
2.4 GHz 最大400 Mbps
5 GHz 最大867Mbps
アンテナ数/1ユニット2個4個
接続可能台数100台100台以上
保護者による制限
アンチウィルス×○※3年無料
発売年2018年2017年

どっちもWi-Fi6には未対応ですが、考えて配置することでどっちも電波の範囲に困ることはないです。

ポイントなのは台数をケチると結局Wi-Fiが届かなくなるので、家が広い場合は見合った台数を買いましょう。

圧倒的につながりやすくて安定している

Doco同士をつなげることでアクセスポイントを増やして通信を安定させているんですが、中継器と違って各々にルーターとしての機能が追加されていて、中継器によくあるラグが少ないです。

通信のもたつきがないので、ストレスフリーな通信が出来ています。

それぞれの性能が高いので、100台っていう同時接続にも耐えることができて、接続台数が多いからって通信が遅くなることが無いです。

M4とM5の違い

大きく違うのはアンテナの数とアンチウィルスの有無です。

2.4Ghzの通信速度が違いますが、メッシュWi-Fiに求めるものって速度じゃないので割愛します。

アンチウィルスはブリッジモードでは使えないので、我が家のようにNURO光を使っている世帯だと無意味。

アンテナの数が違うことで

M4とM5の電波強度の違い

  • コンクリート壁1枚挟んだ状況
  • M5だとアンテナ強度は5/5
  • M4だとアンテナ強度は4/5

ということで、確かに違いは出ています。

ただし通信の安定面では違いはありませんので、部屋の大きさに合ったDocoの設置が大切です。

形はM4が円筒状です。

M5は円盤状です。

どっちも壁掛けフックはないので、机上に置くことが前提です。

アップデート頻度が高い

2017年と2018年に発売されたルーターですが、最新のアップデートは2022年5月25日(※7月1日現在)でした。

5年経ったルーターでもしっかりと更新してくれるのはユーザーとして安心できます。

通信の安定と安心の両方を手にすることが出来るので、Docoシリーズはまだまだ買っても大丈夫なルーターだと感じました。

通信速度の比較

前提条件

共通条件

  • 平日のお昼に測定
  • M4とM5は別々の家屋で運用
  • 家はコンクリート造
  • プロバイダーはNURO光
  • ルーターはHG8045Q
  • 使っているLANケーブルはCAT6
  • どちらもアクセスポイントとして運用

それぞれのルーターの共通条件はこんな感じです。ルーターはNURO光のやつを使ってますが、ルーターが出すWi-Fiは不安定なので切ってあります。

LANケーブルはCAT6をつかってるので、1Gbpsが限度ですが、ルーターの性能的にマックス867Mbpsなんで気にしないで良いかなと。

それぞれのDecoの前提はこちらです。

M4の前提条件

  • 2台で運用
  • Deco同士は無線で接続
  • 3LDKの家屋で1階と2階にそれぞれ設置
  • 測定時の同時接続数は9台

M5の前提条件

  • 3台で運用
  • Deco同士は有線と無線で接続
  • 7LDKの家屋で1階1台と2階2台で設置
  • 測定時の同時接続数は13台

この条件で、Wi-Fi接続したスマホを使って実験します。

M4の速度

M4の速度テストをやっていきます。

親ルーターの真横に置いて測定しました。400Mbpsも出たら十分でしょ。

次は親機と無線接続した子ルーターの真横で測定しました。

100Mbpsとこれまた十分な測定結果が出ていて、通信も安定して出来ています。

ちなみにLINE通話中にルーターが切り替わっても違和感なく通話することが出来ています。

M5の速度

M5の速度テストをやっていきます。

親機の真横で測定しました。M4より遅いですが400Mbps出ているので誤差の範囲化と思います。

これは親機と無線接続した子ルーターの横で測定した結果です。

次は子ルーターと木製扉一枚挟んで測定しました。それほど速度が落ちておらずビックリです。

これは子ルーターからコンクリート壁2枚とふすま1枚を挟んだ状態で測定しました。

さすがに速度は落ちていてアンテナも3/5ぐらいの表示ですから、この部屋でWi-Fi使うなら間にもう一つDecoが欲しいところです。

速度比較

左がM4←  →右がM5

流石にコンクリート壁を挟むと速度が落ちますが、それでも普段使いには十分な速度を確保できていると思います。

どっちも十分な速さ

結論:M4とM5はかわらない

スペック上で微妙に差があるM4とM5ですが、ルーターの違いで速度にそれほど違いが無いことが判明しました。

より高性能はX50になると話は変わるかもしれませんが、そこまで速度を求めていないので購入する予定はないです。

アンテナの数こそ違いますが、4本なら届いて2本なら届かない場所ならもう一つDecoを置いた方が絶対にいいので、ここの性能よりも台数を重視したほうがいいです。

選ぶのは好みで

ともかくM4とM5では思った以上に速度に差がありませんでした。

メッシュWi-Fiの特性上、M4でも接続台数が多くても十分耐えられる性能を持っているので、どちらを選んでも安心して使うことができます!

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