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街中育ちが3年ほど田舎暮らしをした時の話

2022年1月25日

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田舎暮らしでの経験を元に、田舎暮らしがどんなものだったか紹介します。

結論はやって良かったと思いますが、どうして続けなかったのかというところも含めて紹介します。

田舎暮らしでの経験

私は3年ほど仕事の都合で田舎暮らしをすることになりました。
それまでは整備された住宅街で暮らしていたので、戸惑いつつも田舎暮らしを始めました。通勤しながら田舎暮らしすると、どんな生活になるのか、疑問に思っていたこと、住んでわかったことを話します。

暮らしてわかったこと

生活費は上がった

田舎は物価が安く生活費が安くなると聞いていました。しかし我が家の場合は生活費は上がりました。

田舎はプロパンガスが多く、我が家が借りた住宅もプロパンガスでした。都市ガスでは冬でも8000円ぐらいだったところ、同じ使い方で15000円くらいとなりました。

ガソリン代はかなり増えました。以前まではガソリン代は付きに3000円程度で、主に自転車での移動でしたが、田舎では全ての移動で車が必要なので、走行距離が増えて月のガソリン代は平均2万円くらいでした。車の所有台数は増やさなかったのですが、使い勝手を考えると1人一台となるので、そうなると月々の車の維持費がかなり上がってしまいます。

電気代や食費は変動ありませんでした。街ではスーパーの安売りが多く、やりくり次第で食費を抑えられますが、田舎ではスーパーの数が限られるので、安売り巡りをすることができません。ただし買い物が一か所で済むので、買うものが抑えられ結果的に安くつく場合もあります。

近所付き合いは濃い

ご近所付き合いは多く、これは非常に助かりました。町内行事に参加させてもらうことは良い刺激になりました。特に子供がいると可愛がってもらえます。ただし職場が近いと、常に仕事をしているみたいでリラックスできないかもしれません。

災害は多い

災害は多かったです。特に台風シーズンになると必ずどこかが通行止めになりました。停電はよく発生していましたが、それでも5分以上停電することは3年で1度だけでした。ただ、その一度は5日くらい停電したのです。

やはり整備された街と違って、自然が多い田舎は災害もつきものです。

消防団はいい思い出

田舎なので、消防団に入ることはほぼ必須です。ネットで否定的な意見を見たことがありますが、思っていたよりも時間は取られません。
私のところで月1度の訓練でしたが、寝坊や用事で不参加でも全く問題ありませんでした。
またポンプを使っての放水もでき、消防車にだって乗ることができます。

出動があれば深夜になることもあったので大変ですが、それよりも新しい人間関係が築けるので、使命感とかを抜きにしてもメリットのほうが多いです。

家庭菜園はお金がかかる

田舎の賃貸住宅は広いところが多いです。私のところも3LDKの一戸建てに住みましたが、庭が広いので家庭菜園を少ししていました。まったく知識がない状態から始めたのですが、肥料や土、害獣を避けるための柵やネットに費用がかかり、結果的にスーパーや道の駅で買ったほうが安かったです。

でも取り立ての野菜は格段に美味しかったですね。

土地は広い

都会と比べて坪単価が安いので、土地は広いです。ただし広いと除草が大変で、畑も近いものですから除草剤を撒くわけにもいかず、草刈り機やバーナーでひたすら除草していました。

敷地内でビニールプールやBBQを楽しむことができたのは良かったです。

空気はキレイなことが多い

田舎は空気がキレイといいますが、実際にきれいです。特に空気の澄んだ冬の夜空はすごくきれいで、まるで星が降ってくるようです。

ただし自然が多く、風が吹けば土埃はすごいですし、山からの花粉もすごくて、春の空は黄色いことが多かったです。またキャンプできる場所にはゴミが多く、近くに住むことはおススメしません。

パート先はある

田舎に転居したときに、妻のパート先探しが不安でしたが、何かと働き口はありました。といっても田舎だと、郵便局や道の駅、小さな事業所でのパートが主で選べるほど種類はありませんが、それでも良い条件であったと思います。

子どもの習い事

子どもの習い事はすごく少ないです。野球、サッカー、バレー、ピアノ、剣道、柔道ぐらいでしょうか。学習塾が全くないのは驚きました。受験を控えているご家庭は、通信教育でなんとかしている家庭が多かったですね。

田舎暮らしは良かったが、臨機応変さが必要

私が田舎で3年ほど住んだ経験で得たこと・感じたことでした。最初は戸惑いましたが、経験してよかったと思いますし、学ぶものもありました。
特に災害への考え方はすごく変わりました。

ただし子どもの教育に関しては不安が残りました。
近所に国公立大学や医学部にいったお子さんはいましたが、高校から寮に入ったり、片道2時間の通学をしたり、親御さんが送迎したりしていました。
やはり都会は人が住むために設計されているだけあって、生活しやすいと思います。
とてもいい場所でしたが、定住するのには不安が残ったので後ろ髪を引かれる思いでしたが、転勤のタイミングで戻ることにしました。

やはり都会暮らしと勝手が違うので、そのあたりに適応する臨機応変さが必要と実感しました。

この経験が誰かの参考になれば幸いです。

ではまた。

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