2万円で買えてAnTuTuスコアで35万点越えを叩き出すという、コスパ抜群なにおいがするALLDOCUBE iplay50 pro。
Helio G99というミドルスペックなCPUを搭載していて、ゲームもそこそこだしLTE通信機能もついているという便利仕様。
それでおも技適は確認できなかったというデメリットがあるし、実際のところ使えるのかどうなのか、ネットに出ているレビューを見ながらメリット・デメリットを探します。
ALLDOCUBE iplay50 pro
スペック
発売日 | 2023年1月16日 |
OS | Android12 |
CPU | MediaTek Helio G99 |
メモリ/ストレージ | 8GB/128GB |
ディスプレイ | 10.4インチ 2,000×1,000 IPS液晶 |
リフレッシュレート | - |
バッテリー | 6,000mAh |
リアカメラ/前カメラ | 800万画素/500万画素 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
セキュリティ | - |
防水防塵 | - |
対応バンド | GSM: B2/3/5/8 WCDMA: B1/2/5/8 TDS: B34/39 FDD: B1/2/3/5/7/8/20/28AB TDD: B38/39/40/41 |
その多機能 | イヤホンジャックあり USB-Type-C給電 |
サイズ(mm) | 248.0 x 157.8 x 8.4 |
重量 | 466g |
価格 | (税込)※Amazon価格 |
処理能力
CPUにはMediaTek Helio G99(MT6789)が搭載。
これはミドルスペックな性能を持っていて、AnTuTu(Ver9)でのスコアは
35万点前後
を出しています。
このAnTuTu(Ver9)のスコア目安表を記載しますと
Antutu Ver.9 スコア | 動作の目安 |
---|---|
50万点以上 | 動画編集からゲームまで、なんでもOK |
40万点前後 | 普段使用で困ることは無いです。 |
30万点前後 | ちょっと動作のもたつきが気になり始める |
15万点~25万点 | 必要最低限です |
15万点以下 | 動画鑑賞用。マルチタスクは無理 |
このような感じになっていて、iPhoneなどの高性能なスマホを使っているなら複数のアプリを起動した際などの動作のもたつきが気になるかもしれません。
しかしながら画質を落とせばゲームを出来るスペックを持っているので、Androidタブレットの中では優秀といえます。
ALLDOCUBEはタブレットメインの中国企業
ALLDOCUBEは中国深セン市に拠点を置くメーカー。
ホームページによると2005年にカラーデジタルビデオプレーヤーを発売したのが始まりらしい。
ラインナップはタブレットがメインでコストパフォーマンスが良く安定した評価を得ている模様。
2013年に通話用タブレットを販売しており、タブレット歴も比較的長いかとおもわれます。
製品保証も1年としているし、公式HPも日本語に対応しているから比較的安心できる中華メーカーとなるんではないでしょうか。
メリット
Helio G99というミドルスペックCPU搭載
最大のメリットはHelio G99というそこそこのCPUを搭載していること。
これまでのAndroidタブレットってCPUが激弱なのしか搭載していなかったから、iPadと比べると雲泥の差が発生していました。
同じくらいの性能にはAmazonのHD10っていうコスパのバグがいたから、Androidタブレットはどうしてもおススメできなかった。
それがミドルスペックながらも2万円代を実現するHelio G99が登場すると、Androidタブレットのコスパが良くなって「安いのに使えるタブレット」が実現可能に。
これまで出来なかったゲームも何とかできるから、性能が一回り強力になったって感じです。
2万円で8GBメモリ、128GBストレージ
2万円ぐらいなのに8GBのメモリと128GBのストレージを確保。
CPUと相まってマルチタスクもストレス少な目で行けるはず。
実際のレビューを見てみると
- 原神
- マインクラフト
- PUBGモバイル
といった結構スペックが必要なゲームでも、画質を落とせばプレイできるみたい。
これが2万円で買えるのはメリットですね。
機能が盛りだくさん
そのほかにも
- 2Kで10インチ越えの大きなディスプレイ
- SDカード対応(2TBまで)
- SIMスロットありで屋外通信可能
- イヤホンジャックあり
- GPS搭載でカーナビ化できる
- USB-Type-C給電
と意外といろんな機能が搭載されています。2万円なのに。
ただLTEに関しては技適の問題で使えないかもしれないけれど。
デメリット
スピーカーが弱いらしい
ステレオスピーカー搭載で配置場所も悪くないけれども、どうも音質が悪いっていうレビューがたくさんあります。
スピーカーは反対側にもついていて、横向きに置けば綺麗なステレオ配置になるからiPad9みたいに片側からしか音が出ないって事態は防げます。
問題なのは音質。
音っていうのは結構個人差があると思っているから、1つ2つ程度のレビューなら参考程度にするんだけれど、iPlay Proのレビューを見ると必ずと言っていいほど音質に苦言が呈してある。
音に気合が入っているからタブレットはDolby Atmosっていう機能がついてるもんですが、このiPlay Proには表記が見当たらない。スピーカーでコストダウンをしているものと思われます。
なんてったって2万円ですからね。高コスバ実現のためには仕方ないです。
でもスピーカー配置はめっちゃいい感じです。
液晶ディスプレイの個体差がままあるらしい
ディスプレイは液晶だけれど、液晶の中では高機能なIPS方式が採用されています。
と言っても最近じゃ技術改良がされすぎて、液晶の方式が違っても差がわからないのが本音ですが。
しかしディスプレイが青みがかっていたり、暖色傾向にあったりと個体差が結構あるみたい。
気にする人は気になるかも。
ディスプレイの色味の問題は経験したことがあって、過去にiPhone4Sのディスプレイをサードパーティに交換した時のこと。
そのディスプレイかすごく青くて違和感があったけれど、使ってたら気にならなくなりました。
いまのスマホをだってブルーライトカットのためにナイトモードで過ごしているから暖色というかオレンジっぽい画面で過ごしているんですが、長く使っている慣れてきて全く気にならないです。
ということで、ディスプレイにこだわりがない限りは慣れるから気にしなくていいかも。
技適は通してる?通してない?
iPlay Proの型式は「T1030M」なんだけれど総務省の技適確認ページで検索しても出てこない。
型式が「T1030M」というのは公式HPからも背面表示からも間違いなさそう。
ただし「T1030」は令和5年4月27日に登録されているから、「T1030M」もこれに包括されているなら登録されていることにはなります。
その辺の知識が浅いからはっきりとしたことは言えないけれど、技適マークが表示されているんだから問題ない気はする。
ちなみに「T1030」が受けた技適の種別は2.4GHz帯・5GHz帯通信のものでLTE通信の技適証明は検索結果に出てこなかった。
だからLTE通信に関しては技適が怪しいので注意が必要。
技適が無いと電波法令違反になるけれど、摘発されているのはスマホより高出力なトランシーバーとかガチの無線機器。
それよりも低出力なスマホやタブレットの摘発例はいまのところ無いけれど、一応ね?
なによりiPlay50 Proは技適表示があるから、利用者が過失を問われるのはおかしい。
技適が無いなら特例制度を使う
技適がない端末を国内で使うために、総務省は特例制度を設けています。
ただし条件を簡単にまとめると
- 実験目的で
- 技適に類似する海外の規格を有していること
- 最大180日
- Wi-Fi又はBluetoothに限る(LTEは対象外)
という条件だから永久に許可を受けられないのがデメリット。
やったとこはないけれども、マイナンバーカードがあれば簡単に申請できるようです。
マイナポイント2万円のためにゲット済みだから、もしも技適無し端末をゲットしたら試したいです。
総務省電波利用HP:https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/exp-sp/
全体的にコスパ抜群で使えるタブレット
2万円で買えるのに動作もそこそこでゲームもできるタブレット。デメリットもあるけれど、全体的にコスパに優れたタブレットです。
Amazonのタブレットと違ってGoogle Playもあるから、いろんなアプリが楽しめます。
保証期間は1年間。ガジェットとしては平均的です。
公式サイトの日本語がおかしくてよくわからないけれど、購入後30日以内の不具合なら交換もしてくれるらしい。
これはGALAXYが壊れたときも同じ説明されたので、世界標準なんでしょう。
iPlay ProはiPad10の三分の一の値段。
コスパは折り紙付きなので、長く使わないつもりのタブレットとして買うならいいかもしれません。
画像出典:https://www.alldocube.com/en/products/iplay50pro/