資産運用・お金

投資をするべき理由

2022年1月20日

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投資をするべきかせざるべきなのか、私なりの考えを記載します。

結論は投資は日本全国民がするべきことと考えるので、その理由を記載します。

この記事が向いている人

  • 投資するべきか迷っている人
  • 投資をする理由を探している人

投資はするべき

投資は今すぐにでもするべきです。しかしバランスが大事。

三菱UFJファイナンシャルグループによると、2016年時点でアメリカ人は金融資産の46.2%株式・投資信託などの投資に回しています。かたや日本人は同年で18.6%しか投資に回していません。日本も経済大国といえる国力を依然持ちますが、そこに住む国民の投資割合を比べると、これだけの差があるのです。

投資すべき理由

投資をするべき理由は二つあります。一つは経済成長の恩恵を受けること、二つは損をしないようにするため。

経済成長の恩恵を受けること

国際通貨基金(IMF)によるデータを見れば、世界の実質GDP成長率がわかります。

これは経済産業省が2019年に公表した資料でのグラフです。コロナショック前の数字ですが、リーマンショックの影響を受けた2008年、2009年以外は年3%~4%で成長しているのがわかります。つまり世界に投資すれば年3%先進国に限っても年2%の金融資産が増えるのです。

世界経済が成長しているのなら、これに乗っからない理由はありません。投資とはギャンブルではなく、経済成長の恩恵を受けることと思えばよいのです。

損をしないようにするため

銀行預金は元本割れの虞がなく、非常に安全な運用方法と思われがちです。しかし実質的な金融資産が目減りしていることに気付いているでしょうか。

銀行預金はどれだけ金利がいいところに預けても、現在のところ年0.2%がいいところでしょう。しかし適度な経済成長が起きれば、一般に緩やかなインフレが発生します。つまり

経済成長すればインフレが起こる

可能性が高くなります。インフレが起これば物価が上がります。経済成長率と同じ3%のインフレが起こったとしましょう。すると

去年まで100万円で買えたもの→今年は103万円で売られる

ことになります。100万円を0.2%で運用すれば2000円の増加ですから、同じ資産で翌年には買えなくなってしまうことになります。

もっと時代をさかのぼりましょう。昭和中期は大卒の初任給が2万円でした。周りの物価が低かったから2万円でも十分生きていけたのです。その2万円から必死に1万円貯金したとしましょう。月収の半分を貯金したのですから大したものです。それを後生大事に現代まで取っておいた場合、現代での価値はいくらでしょうか。当然1万円ですよね。しかしその1万円を半世紀にわたって投資していれば、金額は全然違ったでしょう。

このように貯金しているだけでは、インフレ下において価値が下がるのです。デフレであれば相対的な価値は上がるかもしれませんが、デフレ下では経済状況が良いとは言えないので、銀行預金していても金融資産が増えることはないでしょう。

株価は回復する

日本ではバブル崩壊後の経済状況から「失われた30年」と言われているように、バブル崩壊後の株価の状況がよくありません。しかし投資が盛んなアメリカ株式市場に目を向けてみましょう。

青色がダウ平均株価ですが、リーマンショックがあった2008年と2009年に下落しているのがわかります。しかしその後の株価を見てみると、2013年にはリーマンショック前の株価を上回り、さらに右肩上がりで上昇しているのがわかります。つまり、5年で株価が回復し上昇し続けているのです。当然、その5年間にも配当収入があるでしょうから、複利運用していた場合はこれ以上の上昇率で資産が増えていたでしょう。

日経平均株価が低迷していただけで、世界経済に目を向けると経済は成長し続けているのです。

投資は慎重に行うべき理由

投資は計画的に

以上のことだけを見れば、今すぐに全財産を投資すれば長い目で見ると資産増加につながると思うかもしれません。私もそう思います。しかしながら経済には波があります。高い時もあれば、低い時もあるのです。

生きていく上で出費はつきものです。子どもがいれば学費がありますし、車の購入費や住居費だって必要です。急な出費が必要になった場合、その時に経済が高い時とは限りません。経済が低く一時的に金融資産が低い時に、株式を売却して出費に対応するようでは、損であると思います。

ですから、急な出費に対応するために 貯金の割合を確保し、長期的な投資に向けた資産を確保するべきなのです。ですから盲目的に投資してはなりません。

社会保障制度を理解しよう

しかしどれだけの貯蓄が必要なのか、急な病気になったときにどれだけ資金が必要なのかはわかっておく必要があります。幸い日本には、すばらしい社会保障制度があります。これを理解すれば人生設計を安心して行うことができると思います。社会保障制度については後日話したいと思います。

やっぱり投資はするべき

不安材料はありますが、それでも投資はするべきです。しかし投資と貯蓄のバランスは考えておこなってください。

投資をすることによって私自身も、投資で微量ながら資産が増えていますし、十分ではないにしろ、年収のわりには多めの資産を持つことができましたし、同年代の平均資産よりも多くの資産を持っています。

投資歴は10年に満たないのですが、それだけの期間でそれなりに増加させることができているので、投資はするべきと思います。また機会があれば、私の金融資産の話をしようと思います。

ではまた。

出典:経済産業省ウェブサイト(https://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2019/2019honbun/i1110000.html)(https://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2020/2020honbun/i1310000.html)

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