ダイソーで売っていたインスタントコーヒー「ライジング インスタントコーヒー ブレイク」を飲んでみました。
100均のダイソーなんで50gで100円(税込み110円)。
珍しいエジプト産で、これまでと違った風味が楽しめるコーヒーだったけれど、普段飲みにはフリーズドライ製法のコーヒーがおすすめです。
100円で買えるインスタントコーヒー
エジプト製のインスタントコーヒー

ダイソーインスタントコーヒーの生産国はエジプト。
インスタントコーヒーの生産国としてエジプトは珍しいんじゃないでしょうか。
いや旅行に行ったことないし行く予定もないから詳しくは知らないけれども。
でもインスタントコーヒーでエジプトは見たことない気がする。
全世界のコーヒー豆の生産でダントツはブラジルです。
っでインスタントコーヒーの生産量も調べたけれど、調べ方がまずかったのか詳しいデータは出てきませんでした。
ただ農林水産省による平成21年のデータでは国内生産量35000tに対して輸入量が7000tだから、普段飲んでいるインスタントコーヒーは国産であることは多いみたい。
コーヒー豆は輸入品だけれども。
閑話休題、ダイソーインスタントコーヒーのパッケージには豆の生産国も書いてあって
- ベトナム
- インドネシア
というラインナップ。
ちなみにコーヒー豆の生産国は時期によって違うみたいで、アフリカ産の時もあるみたい。

開封済みだけれどアルミ箔のフタでしっかり密閉されています。
異国からやってきても保存状態は良好です。
スプレードライ製法のインスタント
インスタントコーヒーには基本的に2種類の製法があって
- フリーズドライ
- スプレードライ
この2つ。
フリーズドライのほうが風味が良いけれどコストがかかり、スプレードライはコストが安い。
ダイソーインスタントコーヒーはスプレードライ製法。
安いんだから仕方ないです。

これがスプレードライ製法で作られたダイソーインスタントコーヒー。
粉はパウダー状で風味もあまりコーヒーの香りはしないです。
どっちかというと少し甘い匂いがします。
同じスプレードライ製法のAGFブレンディはコーヒーの香りがしっかりするから意外。
Amazonで大容量verが買える
ダイソーで売っているのは50gのパッケージ。
Amazonなら200gのパッケージが売っています。
ただ一杯当たりのコストはダイソーで買った方が安くなりがち。
Amazonは家まで配達してくれるのがメリットです。
1杯2.2円でコスパ抜群
ダイソーのインスタントコーヒーは50gで110円。
つまり一杯当たりのコストは2.2円と最強に安い。
ただ単にコーヒーを飲みたいだけなら、これ以上ないコストパフォーマンスです。
けれども味が合わなかったら安くても仕方ないから、この味が好きな人にとってはっていう前提ありきですが。
ダイソーのコーヒーを飲んだ感想
味はさっぱり
コーヒーソムリエでもなんでもないんですが、あえて星をつけるならば
- コク★★☆☆☆
- 酸味★★☆☆☆
- 苦み★☆☆☆☆
- 香り★☆☆☆☆
こんな感じ。国産インスタントコーヒーが多い中でエジプトっていうと避けてしまうかもだけれど、特に変な感じはせずに普通のコーヒー。ちょっぴり甘い香りがせんでもないけれど、味は甘くもなんともないです。

淹れてみるとこんな感じ。
飲んだ感じはコーヒーらしからぬ、薄いさっぱりした味。最初飲んだ時は用量を間違えたんじゃないかと思ったぐらい。
ザ・コーヒーって感じではなく、味が薄めのアメリカンコーヒーって感じでとにかく薄いです。
ただ苦みも少なくすごく飲みやすい。コーヒーが苦手な人でもすっと飲めるいい感じの薄さです。アメリカンコーヒーがお好きなら問題ない味付けではあります。
お湯の量を減らしてエスプレッソみたいに淹れれば多少濃い味にはなります。

正直なところ好みの味ではなかったけれど、買ってしまったものは仕方ない。
しかし飲み続けていると不思議なもので、味に慣れてしまって美味しくはないけれど、普通にコーヒーブレイクを楽しめるようになりました。
飲む前に一つだけ
アクリルアミドが気になる
アクリルアミドは加熱調理した食品に含まれる化学物質。
本来は工業用途で扱われる物質なんだけれど、高温で調理すると発生するらしい。
大量に接種すれば神経障害が出る他、確定ではないものの発がん性も懸念されているとか。
農林水産省:アクリルアミドとは何か
どうもコーヒーにおいてもアクリルアミドは関係してくるみたいで、高温で焙煎するから少量ながら発生するようです。
そしてスプレードライはフリーズドライと比べて高温になることから、このアクリルアミドっていうのが多くなりがちらしい。
実際に農林水産省が調査した食品中のアクリルアミドの含有実態調査によると
品目(平成30年度調査) | 平均値 (mg/kg) |
---|---|
レギュラーコーヒー | 0.25 |
インスタントコーヒー | 0.55 |
ということで2倍の差があります。
フリーズドライだと再加熱しないから、アクリルアミドの量はレギュラーコーヒーに近いだろうから、やはりフリーズドライの方がスプレードライよりはアクリルアミドの量は少ないと推測します。
でも専門家じゃないですから。推測が間違っていても責任はとらない。
農林水産省:食品中のアクリルアミドの含有実態調査
とはいえポテチよりは少ない
農林水産省の調査結果によると、インスタントコーヒーに含まれるアクリルアミドの量は1kgあたり0.55mg。
インスタントコーヒーは一杯2gだから、一杯当たりのアクリルアミドは0.0011mgという計算になります。
ちなみに同調査のポテトスナックは0.53mg/kg。
ポテトチップスなら一袋60gが標準みたいだから、一袋当たりのアクリルアミドは0.033mg。
品目 | 1食あたりのアクリルアミド |
---|---|
インスタントコーヒー | 0.0011mg |
ポテトスナック | 0.033mg |
ということでポテトスナックの方が圧倒的に多い。
インスタントコーヒー3杯飲んでもポテトスナック1袋の1/10だから、それほど心配しなくていいかも。
悪くないが普段飲みならフリーズドライ
ダイソーのインスタントコーヒーは味もさっぱりでコーヒーの香りも少ない。
高いインスタントコーヒーがなぜ選ばれているかわかる気がします。
でも薄いコーヒーが好きなら合うかもしれないし、独特の香りもあって楽しめるから悪くはないです。
それに何てったってエジプトからやってきてますからね。
手軽に異国気分が味わえるかも。
ただ毎日飲むなら、風味やアクリルアミドの観点からフリーズドライ製法のインスタントコーヒーをおすすめしたいところ。
UCCのザ・ブレンド114ならフリーズドライ製法の中でもお手頃価格です。