画像出典:https://www.mi.com/jp/product/redmi-12-5g/
Xiaomi Redmi 12 5G
スペック
機種名 | Xiaomi Redmi12 5G |
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発売日 | 2023年10月19日 |
CPU(SoC) | Snapdragon4 Gen2 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128G |
ディスプレイ | 6.8インチ 2,460×1,080 液晶パネル |
リフレッシュレート | 90Hz |
バッテリー | 5,000mAh |
背面カメラ | 広角5,000万画素 F1.8 深度測定カメラ200万画素 F2.4 |
インカメラ | 500万画素 F2.2 |
ビデオ撮影 | 1080p 30fps |
スピーカー | モノラルスピーカー |
セキュリティ | 指紋(側面)・顔認証 |
防水防塵 | IP53 |
おサイフケータイ | 〇 |
ワイヤレス充電 | - |
サイズ(mm) | 169 x 76 x 8.2 |
重量 | 200g |
価格 | 29,800円(税込み) |
対応キャリア | docomo / au / Softbank / 楽天 |
処理能力
スマホの脳みそを司るプロセッサにはSnapdragon 4 Gen2を搭載。
エントリーなチップだけれど、最新のものを使っているから一昔前のエントリーチップよりかなり性能は向上しています。
AnTuTu Ver10でのベンチマークスコアをネットで調べたところ、
40万点ぐらい
という結果が多かったです。
前世代だけれど上位グレードのSnapdragon 695に肉薄するスコアで、これまでよりコスパが向上しているのは素晴らしい。
AnTuTuスコアの目安は以下の通り。
Antutu Ver.10 スコア | 動作の目安 |
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100万点以上 | 動画編集からゲームまで、なんでもOK |
60万点以上 | 軽い動画編集から動きの少ないゲームなら大体イケる |
45万点前後 | 普段使用で困ることは無いです |
35万点前後 | ちょっと動作のもたつきが気になり始める |
15万点~25万点 | 必要最低限です |
15万点以下 | 動画鑑賞用。マルチタスクは無理 |
普通にネットサーフィンやYouTubeを見る分には問題になるような性能ではないけれど、原神を始めとした高スペックが必要なゲームは無理。
快適とは程遠くなるから大人しくハイエンドを買った方がいい。
ハイエンドスマホから乗り換えるなら不安が残るけれど、エントリーと割り切ってライトユースするなら問題ない性能です。
特長
Redmi 12 5Gは2万円代なのに
- AnTuTuスコア 40万点のスペック
- 6.8インチ90Hz駆動のディスプレイ
- 格安スマホとは思えない良いデザイン(個人的に)
- 128GBの容量でバッテリーも5,000mAh
- おサイフケータイ対応
というところ。
円安のお陰で輸入品に頼っているスマホの価格が軒並み値上がりしているけれど、新品価格2万円代で売り出したのは素晴らしい。
Xiaomiはスマホの利益率を5%にするっていう方針だから、ほぼ原価みたいな価格ですごくコスパが良い機種を出してくれています。
このRedmi 12 5G も選び抜かれた機能のみ搭載することで高いコスパを実現。
ECサイトでのポイントや、メルカリ等で未使用品を狙えばもっと安く買えるから、コスパは良いほうだと思う。
けれども下記の通りカメラを犠牲にしての価格だから、多少カメラを重視しているなら避けた方が無難。
カメラ性能
5000万画素に期待しない
5000万画素のセンサーを搭載しています。
センサーサイズは非公表だけれど、海外版Redmi 12 5GのHPによると5000万画素で1.28μm(4in1)となっています。
これに当てはまるセンサーサイズは1/2.76インチのセンサーになるから、おそらくGALAXY A23 5Gなどのエントリースマホとほぼ同じと推定。
公式サイトでは良いことを書いているけれど、他レビューや作例を見る限り誰でも簡単に綺麗な写真が撮れるようなカメラではない。
写真のセンスが良かったり構図を考えて撮影するたりと腕がいいなら、どんなスマホでもいい写真を撮れるのだろうけれど。
手振れ補正なし、1080p30fps
なんとRedmi 12 5Gはこの時代に手振れ補正が未搭載。
エントリースマホだと高価な光学手振れ補正は無しで、気休め程度の電子手振れ補正を搭載していることが多いけれど、それもなし。
だから一切手振れ補正のない動画が撮影されます。
しかも1080p30fpsの動画までしか撮れないから、手持ちなら手振れの影響でカクカクな動画が量産されると予想。
海外YouTuberのRedmi 12 5Gのレビュー動画を拝借します。
このレビュー動画を拝見すると手振れ補正が全く効いていないです。
定点撮影ならなんとか、歩きながらだとブレブレで厳しいところがあります。
けれど手振れ補正なしにはメリットもあります。
電子手振れだと問題になるのがコンニャク現象と揶揄される画面の揺れやにじみ。
手振れ補正がないからこの現象が起きないし、スマホさえ固定できれば割と鮮明な動画を撮影することが可能。
三脚とかで固定出来て動きの少ないっていう特定の状況なら、それなりの動画を撮影することは出来そうです。
メリット:安くて画面が大きい
Redmi 12 5Gの特筆すべきメリットは、安いのに6.8インチと画面が大きく、かつ90Hzのリフレッシュレートに対応していること。
この価格帯で90Hzは以前なら考えられないし、6.8インチの画面の大きさがあればネットサーフィンや動画視聴は快適。
タブレットだと片手で利用するのはほぼ不可能だけれど、Redmi 12 5Gだったら何とか許容範囲内。
200gもあるから長時間は厳しいけれど、デスク上やごろ寝でスマホを使う分には使えると思います。
ネットサーフィンや動画視聴なら高スペックも必要ないから、AnTuTu40万点もあったら普通に使えるはず。
デメリット:カメラ性能が低い
先に書いた通り、カメラ性能を犠牲にしたコスパだから、カメラに期待して買うスマホではない。
スペック上はF1.8と明るいレンズを搭載して1/2.76と小さいけれど小さすぎないセンサーを使っているから、一見よく見えるけれど、手振れ補正が搭載していない時点でカメラに力を入れていないのは一目瞭然。
電子手振れ補正のデメリットを考えたうえでのオミットなら納得だけれど、価格帯的にもコスパ優先の結果と考えてしまいます。
メモや記録用としては十分だけれど、旅行や子供の成長を記録するために使うなら、ミドルレンジスマホやミラーレス一眼カメラとかで撮影したほうが絶対にいいです。
エンタメ消費専用スマホとしてはアリ
カメラ性能はちょっと厳しいところがあります。
いろんな作例を見ていると、細部の鮮明さに欠けていたりホワイトバランスがおかしくなったりと、条件を整えなければ綺麗に撮るのは難しそう。
これは動画もしかり。
しかしながらカメラを除けば2万円代なのに機能は良いものを搭載しているし、コスパは良いほうであると思います。
特に大きなディスプレイと90Hzのリフレッシュレート、AnTuTu40万点のCPUとネットサーフィンや動画視聴といったエンタメ消費にぴったりなスペック。
ハードウェアは5%の利益しか取らないと過去に発表したXiaomiだからこそ実現できたコスパ。
おサイフケータイにも対応しているし、ピッタリな人は選ぶけれどハマるならコスパの高いエンタメ消費スマホです。