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【Pixel6aレビュー】アンドロイドで最高コスパ。カメラ進化で最強機に

2022年8月7日

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Pixel6aを購入したレビュー記事です。

以前の記事で宣言したとおり、発売前に予約購入しました!

Pixel4a5Gから乗り換えで、処理能力の進化や画面内指紋認証とカメラの違いをチェックします。

Pixel4a5GとPixel5aは同じカメラを使っているので、カメラでPixel6aに乗り換えるか迷っている方は是非参考にしてください。

Pixel6a

スペック

Pixel6aPixel5a
発売日2022年7月28日2021年8月26日
CPUTensorSnapdragon765G
メモリ6GB6GB
ストレージ128GB128GB
ディスプレイ6.1インチ 2,400 x 1,080  
有機ELディスプレイ
6.34インチ 2,400 x 1,080
有機ELディスプレイ 
ガラスゴリラガラス3ゴリラガラス3
リフレッシュレート60Hz60Hz
バンド対応状況ドコモ:〇
au:〇
ソフトバンク:〇
楽天:〇
ドコモ:〇
au:〇
ソフトバンク:〇
楽天:〇
バッテリー4,410mAh4,680mAh
メインカメラ1220万画素
ソニー IMX363
F1.7
センサーサイズ 1/2.55
1220万画素
ソニー IMX363
F1.7
センサーサイズ 1/2.55
超広角カメラ1200万画素
ソニー IMX386
F2.2
センサーサイズ 1/2.9
1600万画素
F2.2
セキュリティ指紋(画面内)指紋
防水防塵IP67IP67
おサイフケータイ
ワイヤレス充電--
サイズ(mm)152.2×71.8×8.9156.2×73.2×8.8
重量178g183g
価格53,900円51,700円

AnTuTuスコア

AnTuTuスコアは約66万点

スコアの目安は

Antutu Ver.9 スコア動作の目安
50万点以上動画編集からゲームまで、なんでもOK
40万点前後普段使用で困ることは無いです。
30万点前後ちょっと動作のもたつきが気になり始める
15万点~25万点必要最低限です
15万点以下動画鑑賞用。マルチタスクは無理

という感じで、ミドルレンジながらハイエンドの性能を誇ります。スマホを動画編集で使っているのでこの性能はありがたいです。

このグーグルTensorはサムスンのハイエンドチップExynos 9855がベースになっているとされており、世代は少し前になりますがハイエンドらしく処理能力は高めです。スコアもいい値です。

外観

予約特典でGoogle Pixel Buds A-Seriesを無料で貰いました。53,900円で無料イヤホン付きは円安旋風が巻き起こっている中ではすごくお得です。音質に拘りは無いですが、使ってもよし売ってもよしで近々開封したいと思ってます。

Pixel6aには説明書とタイプCケーブルが同伴してます。急速充電に対応しているのに充電器が付いていないのは痛い。充電器をわざわざ買わない身としては入れててほしかったです。

ケーブルの上の箱には説明書とSIMピンぐらいで特に目立ったものは入ってないです。

ボタン配置が他のアンドロイドと違って電源が上になっているのが気になるところ。これまでGALAXYとか使っている人にとっては戸惑うので他社に合わせてほしかったです。

背面カメラの出っ張りが気になるけれど、pixel4a5Gはと比べても思ったより飛び出しは少ないです。でも横に伸びているのでケースをつけても露出する面積が広く、カメラ部分が落下で割れないか心配。

pixel4a5Gはガラスフィルムを貼ってあるので全体的に浮き気味です。

カメラ性能

使用センサー

メインの広角カメラセンサーは全機種のpixel5aと同じ。というかPixel3から一緒のセンサーを使っていて、これまでと同じような写真が撮れます。

Pixelって搭載されているカメラアプリ、グーグルカメラの画像処理能力が高すぎて、暗くても逆光でも明暗差が高くてもキレイな写真が撮れます。一眼レフで細かな設定をするよりスマホで撮った方が早い時もあるので、グーグルカメラにはお世話になってます。

超広角カメラはPixel6と同じものを使っています。つまり上位互換のカメラと同じってこと。Pixel5aはPixel5やPixel4a5Gと同じセンサーを使っていると言われてるけど、超広角カメラの画質が気になることがあります。

Pixel6と同じセンサーを使うことによって、超広角カメラの画質が改善しているので超広角カメラをよく使うなら買い換える理由になるでしょう。

ということで、Pixel6a vs pixel4a5Gをやっていきます。

Pixel4a5Gと写真・動画を比較

まずは写真から。

Pixel6a メインカメラ
pixel4a5G メインカメラ

メインカメラはどちらも同じような写りで、Pixel6aのほうが色が濃いかなという程度。pixel4a5Gはは少し明るく撮れているけれどノイズが目立つ感じがします。パンダ君の毛並みはどちらも潰れておらずグーグルカメラの性能が高いことが実感できます。

Pixel6a 超広角カメラ
pixel4a5G 超広角カメラ

超広角カメラも似たような感じです。少しだけPixel6aの方が解像感が高い気がしますが、拡大しないとわからない程度です。写真撮影に関しては。

Pixel6a ポートレート
pixel4a5G ポートレート

ポートレートモードでパンダ君を撮影。どちらも同じような精度です。単眼で処理しているので細かいところで処理しきれていないところがあります。ちゃんと撮るなら一眼レフ必須。

次は動画の画質を比較します。

Pixel6a メインカメラ
pixel4a5G メインカメラ

メインカメラの比較ですが、この時点で差が出てます。Pixel6aは毛並みがキレイだけれど、pixel4a5Gは潰れちゃってます。

Pixel6a メインカメラ
pixel4a5G メインカメラ

拡大するとこんな感じ。Pixel6aの方が色が濃い目ですが、解像感も写真以上に差を感じます。pixel4a5Gは全体的にノイズを感じて細かなところが潰れてますが、Pixel6aは頑張っている感じです。

Pixel6a 超広角カメラ
pixel4a5G 超広角カメラ

超広角カメラもメインカメラと同じく超広角カメラの解像度が高いです。pixel4a5Gは一昔前のビデオカメラで撮った感じですが、Pixel6aでは改善してます。上位互換のPixel6と同じカメラを使っているからでしょうか。

Pixel6a 超広角カメラ
pixel4a5G 超広角カメラ

拡大するとはっきり差がわかります。Pixel6aは解像感が高く、pixel4a5Gでは避けていた超広角カメラでの撮影も積極的にできそうな画質です。

動画のクロップ率は高め

動画撮影すると写真より画角が狭くなります。手振れ補正や比率が変わるので仕方ないことですが、できれば広い画角を維持してもらいたいところ。pixel4a5Gはクロップ率が高く感じたのでPixel6aでは改善して欲しかったところですが、

メインカメラ 写真の画角
メインカメラ 動画の画角

こんな感じでPixel6aでもクロップ率は高いです。

超広角カメラで写真撮影
超広角カメラで動画撮影

超広角カメラで動画を撮っても画角は狭くなります。

pixel4a5Gと比べて画角はほぼ同じような感じだったので、向上したのは画質だけみたいです。でも超広角カメラの画質があがったのは大きな改善点で、これからは画質を気にすることなく超広角カメラを使っていけます。

ちなみにGoProの画角はこんな感じ

GoPro HERO9 動画の画角

やっぱり画角はGoProが広いです。iPhoneの超広角カメラも同じような画角なので、超広角カメラを使うならiPhoneを買うかGoProと使い分ける方が良さげです。

光学手ブレ補正は常に有効

何言ってるかわからんような見出しだけれど、Pixel6aは動画撮影のときの手ブレ補正有無で画角が変わります。これはPixelに限らず電子手ブレ補正を使っているほぼ全てのスマホに言えることだけど。

設定画面から手ブレ補正をオフにすることで、より広い画角で動画撮影が可能なります。メインカメラには光学手ブレ補正を搭載していて、レンズが動くことで手ブレ補正をするけれど、手ブレ補正をオフにしてもレンズが動いていることが確認できます。

だからメインカメラに関しては手ブレ補正オフでも、ちょっとだけ手ブレ補正をしてくれます。手持ちで定点撮影をするときに広い画角が必要なら知ってれば役立つかもしれません。超広角カメラよりメインカメラのほうが画質がキレイなので。

超広角カメラは光学手ブレ補正がないので、手ブレ補正を切っちゃうとブレブレだからお気をつけて。

画面内指紋認証

画面内指紋認証は物理センサーと比べてロック解除成功率が低い印象です。でもフィルムを貼らないでロック解除すると物理センサーと変わらないくらい正確に解除してくれます。センサーが表についているので、ロック解除がすっごく楽。背面だと持ち上げないとだめなので、結構面倒だったんです。

ただガラスフィルムを貼って指紋認証すると解除率は落ちる印象。ちゃんとガラスフィルムを貼ったら指紋の再登録をしています。やっぱりフィルムを貼る派は画面内指紋認証と相性は良くないです。

サイドに物理センサーを付けてもらうのが正確で使いやすいので、「流れがサイドボタン指紋認証に戻ってくれないかなぁ」と日々思ってます。

超広角カメラの画質が改善

Pixel4a5Gの不満点が超広角カメラの画質。結構悪いんです。iPhoneみたいな画角が無いのでGoProの代わりにならないとはいえ、もうちょっと画質が欲しかったんですが、このPixel6aの超広角カメラの動画画質は良い感じ。

上位互換のPixel6と同じカメラを使っているだけあって細部もキレイで十分実用に耐えそうです。

ただし画角があまり変わらないので、せっかくならもっと広い画角を採用して欲しかったというのが気になるところ。

ワイヤレス充電非対応が痛い

一度経験すると離せないのがワイヤレス充電。ハイエンドには大体ついていてiPhoneSE3もワイヤレス充電対応なんだけどPixel6aにはついてない。これは価格帯からしたら仕方ないんですが、天下を狙いに行くなら付けてほしかったところ。

でもPixel6aは18wの急速充電に対応しているので、急ぎで充電したいときに便利で最低限の機能は付いているという感じです。

充電速度はwの値で決まるけれど、普通の充電器だと7.5wから12wくらいのもん。18wでの充電器だと通常の2倍前後の速度で充電できます。でも急速充電はバッテリーの劣化を招きやすいです。

またワイヤレス充電も発熱することがあります。熱はバッテリー劣化の原因の一つだから、ワイヤレス充電にもデメリットはあります。

バッテリーの劣化を抑えるために通常充電をするなら、あまり気にならないデメリットです。

スピーカーが安っぽい

ステレオスピーカーが採用されています。Pixel5では画面下スピーカーで音の評判が悪く、Pixel6ではそもそものスピーカー音質が不評です。

使っているPixel4a5Gはスピーカー音質が良くていい音出してるけれど、Pixel6aはPixel6寄りで軽い音です。最近のPixelはスピーカー音質が低くなりがちなので覚悟してましたが予想通りでした。たぶんiPhoneSE3と比べると負けるでしょう。

でもワイヤレスイヤホンを使うなら無問題です。イヤホンジャックはないので有線イヤホンでの高音質は楽しめないけれど、音質にこだわるならハイレゾ対応のスマホを買えばいい話でPixelはそもそも候補に入ってこないから大丈夫。

ただPixelに音質は期待できないのが既定路線みたいになったので残念ではあります。

顔認証も非対応

Pixel5やPixel6が顔認証未対応なので、当然のごとくPixel6aも顔認証未対応です。顔認証は家の中で使うにはとっても便利だったので欲しかった機能ですが仕方ないです。フロントカメラだけで顔認証を解除するとセキュリティに不安があるらしいので、Pixel6aに付かないのは予想で来てました。

これはアンドロイドに搭載されている、スマートウォッチを使ってロックを自動解除できる機能「スマートロック」を使えば解決できるので、スマートウォッチを使っているなら顔認証がないデメリットを多少は減らしてくれます。

だからスマートウォッチを使っている人には気にならないデメリットです。使えるスマートウォッチは安かったら3,000円ぐらいから売ってます。

ミドルレンジで最適解のスマホ

ミドルレンジなのにハイエンドのスペックを持つこのスマホ。

アンドロイドはiPhoneSEみたいにハイエンドのCPUを積んだミドルレンジスマホが無かったのが弱点だったけれど、Pixel6aの登場で流れが変わりました。

処理能力はAnTuTuで100万点近いスコアを叩き出すスマホもありますが、正直50万点を越えればどれも似たようなものです。だから5万円台でスコア60万点台のPixel6aはすごくコスパがいい。

カメラはメインセンサーこそ据え置きだけれど、超広角カメラが順当に進化していて、この価格帯では素晴らしいカメラ性能です。ただしウリの消しゴムマジックはまだまだ未完成で期待するほどではないです。

こんな感じで、どうしても消した跡が残っちゃいますし。モザイクの代わりとして使うのは良いかもです。

グーグルから満を持して発売されたPixel6a。ワイヤレス充電や顔認証を使ってないならハイエンドからの乗り換えでも十分な通用するスペックです。

こいつとは長い付き合いになりそうです。

現在の53,900円という価格は急激な円安の前に決まった価格で値上げの心配があります。迷ってるなら今買った方がいいかもしれません。

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