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デジタルテレコンでの画質劣化はどれくらい?写真と動画を検証

2022年3月20日

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デジカメに便利な機能のデジタルテレコンですが、画質の劣化がどれくらいあるのか気になります。

もしもほとんど劣化がなければ、ガンガン使っていこうと思ったので、実際のところはどうなのか検証しました!

撮影条件と使用機材

被写体を15cm間隔で並べました。
先頭の被写体からカメラまでの距離は50cmです。

カメラとレンズは

ポイント

OLYMPUS OM-D E-M10 Mark3

LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.

 を使用します。

カメラセンサーの画素数は

カメラ部有効画素数 約 1605万画素

です。

センサーサイズはマイクロフォーサーズで、一眼レフの中では大きいとは言えませんが、それでもスマートフォンやコンデジと比べると大きい方なので、少し期待しています。

OM-D E-M10 MarkⅢについて詳しくはこちら。

写真

まずテレコンなしの画像です。

30mm(換算60mm) F5.6 1/60 ISO3200 露出補正+1

室内撮影のためISOが3200まで上がっていますが、画質は十分と思います。

次はテレコンありの画像です。

15mm(換算30mm)×2 F5.6 1/60 ISO3200 露出補正+1

15mmに合わせたレンズをデジタルテレコンで2倍にして撮影しました。
ISOは同じく3200です。

テレコンで2倍にしても、ボケ量は本来の焦点距離のままなので、15mmの方がボケ量は少ないです。

一見すると解像度にそれほど違いはありません。

そこで

画質は落としてあります

この赤枠部分を拡大した画像がこちらです。

30mm
15mm(デジタルテレコン2倍)

拡大すると、テレコンで2倍にした画像の方がノイズが乗っていて、画像が荒いです。

ただ拡大しなければ十分な画質を保っていると感じました!

これISOが3200ですからね。

動画

次は動画撮影時の画質を比較します。

撮影条件はFHD1080p 30fps です。

30mm(換算60mm) 1080p30fps センサーシフト補正のみ

センサーシフト補正のみなので、電子補正による画質の歪みは発生しません。

15mm(換算30mm)×2 1080p30fps センサーシフト補正のみ

画像だと伝わりにくいかもしれませんが、かなり画像の劣化を感じます。

30mm(換算60mm) 1080p30fps センサーシフト補正のみ
15mm(換算30mm)×2 1080p30fps センサーシフト補正のみ

写真時の比較画像より拡大倍率を下げましたが、それでも差が顕著なので、動画撮影でテレコンを使用する場合の画質低下は覚悟しないといけません。

次に電子手振れ補正ありの動画画質を比較します。

30mm(換算60mm) 1080p30fps センサーシフト+電子手振れ補正

定点撮影だと、画質はほとんど変わりませんが、画角がぐっと狭くなっています。

15mm(換算30mm)×2 1080p30fps センサーシフト+電子手振れ補正

やはりテレコンありの場合は画質の劣化が激しいです。

30mm(換算60mm) 1080p30fps センサーシフト+電子手振れ補正
15mm(換算30mm)×2 1080p30fps センサーシフト+電子手振れ補正

比較すると画質の劣化がよくわかります。

結果

結果はこのようになりました!

  • テレコンを使うと画質の劣化は起こる
  • 写真では拡大しなければ画質の劣化は気になるほどではない
  • 動画では画質の劣化が一目瞭然

写真では予想以上に検討してくれた印象で、今後はデジタルテレコンの画質を気にすることなく使っていこうと思います!

動画では画質の劣化が著しく、おとなしく望遠レンズを使おうと思いました。

今回はオリンパス機で検証したので、エントリー機ですが動画に強いといわれているPanasonicのDC-GF9を使って検証したいとも思っています。

また今回使用したOM-D E-M5 Mark3は一世代前のカメラです。

より高画素な

カメラ部有効画素数 約2030万画素

のセンサーを搭載したMark4が販売されているので、もしかしたらテレコン時の劣化が改善しているかもしれません。

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