AmazonからFire MAX 11なる新型タブレットが登場。
Amazonタブレットといえば圧倒的なコスパだけれど低性能っていう印象だったんだけれども、Fire MAX 11はそこそこの性能らしいじゃないですか!?
ということでFire MAX 11のメリット・デメリットやコスパを調べて買うべきかどうかを調べました。
やはりGMSが非搭載だからiPadやAndroidタブレットの方がいい気がしますし、タイトルにある通りiPadが無難だと思います。
それでも調べると指紋認証やら2Kディスプレイやらで、コンテンツ消費に特化した使い方ならおすすめできるかもしれません。
Amazon FIRE MAX 11
スペック
Fire MAX 11 | |
---|---|
発売日 | 2023年6月14日 |
CPU | MTK8188J |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64G/128G |
ディスプレイ | 11インチ 解像度:2,000×1,200(2K) 材質:液晶 |
リフレッシュレート | - |
バッテリー | 7,500mAh |
リアカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
ビデオ撮影 | 1080p |
スピーカー | ステレオスピーカー |
セキュリティ | 指紋認証:対応 顔認証:非対応 |
防水防塵 | -(不詳) |
サイズ(mm) | 259.1x 163.7 x 7.5 |
重量 | 490g |
価格 | 34,980円 |
処理能力
Fire MAX 11のCPU(SoC)にはMediaTekのMTK8188Jというものを搭載。
インターネット上のAnTuTuのレビューを調査したところ
40万点前半
のスコアをたたき出す情報が多く、なかなかの性能ではないかと考えます。
ただしほとんどがAnTuTu ver10での計測となっています。
ver10はver9と比べて高いスコアが出る傾向にあるらしく、Ver9のスコア目安が適用できないのが難点。
もう少しAntutu Ver10の情報が集まれば目安表を記載したいと思います。
それでもHD10が15万点前後(Ver9)ということを考えると、サクサク動きそうな性能ではありそうです。
Fire MAX 11の特徴
Fire MAX 11の特徴
- 11インチ2Kのディスプレイ
- 性能はミドルスペックの予想
- 内蔵Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー
- アルミボディでiPad10より優れた耐衝撃性(Amazon発表)
- アレクサになる(Amazonタブレット共通)
- 専用キーボードやスタイラスペンのオプション有り
ディスプレイサイズが11インチ。
最近のタブレットって11インチが増えてきた気がするけれど、3万円代で11インチ2Kのディスプレイは特長の一つじゃないでしょうか。
11インチって実際に手にすると大きくて、映画や動画を見るにはいいサイズだからね。
それに搭載しているCPUはMTK8188Jというのらしくて、聞いたことないCPUです。
案の定スコアを調べても、正確なスコアは出てこなかったけれどもミドルスペックなCPUらしい。
発売されてスコアが出始めたら追記したいです。
Amazonタブレットらしくステレオスピーカー搭載。
安いタブレットやiPad9はモノラルだから「う~ん」って思うこともあるけれど、Amazonタブレットは安いのにステレオスピーカーだからありがたい。
そういうところがAmazonタブレットの好きなところ。
あとiPad10よりも耐衝撃性が3倍イイってAmazon販売ページに書いてある。
タブレットって落とすリスクは少ないと思うけれど、あったら安心な性能です。
あとはAmazonタブレットお決まりでアレクサとしてスマートスピーカー化できる機能を搭載。
スマートスピーカーを使うなら便利な機能で、HD10 でもたまに使ってます。
専用キーボードやスタイラスペンが用意されているけれど、他社製品でも使えそうなので好みってことで。
オプションでマイクロソフトオフィスを使えるので仕事用にもいいかもです。
それぞれの値段はセールが無い状態で
64GB
- 34,980円 本体のみ
- 38,980円 本体+スタイラスペン
- 43,980円 本体+キーボード
- 47,980円 本体+スタイラスペン+キーボード
128GB
- 39,980円 本体のみ
- 43,980円 本体+スタイラスペン
- 48,980円 本体+キーボード
- 52,980円 本体+スタイラスペン+キーボード
という価格で、セットで買った方が少しだけ安くなってます。
プライムデーとかでどれだけ安くなるのか、今後に期待。
※追記 2023年プライムデーの価格は以下の通り
パッケージ | 64GB | 128GB |
---|---|---|
本体のみ | 26,980円 | 31,980円 |
本体+スタイラスペン | 31,960円 | 36,960円 |
本体+キーボード | 37,960円 | 42,960円 |
本体+ペン+キーボード | 42,940円 | 47,940円 |
64GBで2万円代なら悪くないけれど、性能だけならMediaTek Helio G99搭載のAndroidタブレットの方がコスパは良いです。
メリット
意外と性能高そう
MTK8188JっていうCPUの性能が不明だから、正確なスコアはわからないけれどミドルスペックっというのは間違いないみたい。
だからAntutuで40万点ぐらいだと思うんだけれど、これまでのAmazonタブレットよりは全然いい性能です。
HD10なんて15万点ぐらいしかないから、ちょっと動作が不安定になることが多々ある。
でも40万点ぐらいあったら、ゲームとか動画編集とかしない限りは安定した動作が予想できるから、もっさり感は少ないでしょう。
ただし原神などの高スペックを要求されるゲームは厳しいと思います。
指紋認証対応
指紋認証が搭載されているのは大きなメリットと思います。
これまではスクロールしてパスコードを入力して…っていうのを毎回しないといけませんでした。
ロック掛けなかったら、誰でもAmazonで買い放題になっちゃうからセキュリティ面でロックは絶対必要だし。
指紋認証があれば、触るだけでロック解除ができるからすごく便利。
Fire MAX 11をヘビーユーズするなら間違いなくいい機能です。
11インチの大画面
やっぱり大画面っていいですよね~。
11インチもあるから動画鑑賞が快適になりそう。
2Kだけれど11インチなら4Kもいらないし、2Kでも十分キレイなはず。
画面は液晶ディスプレイだけれど3万円代なら必要十分。
HD10のディスプレイが気になったことはないから、Fire MAX 11でも十分なディスプレイが期待できます。
デメリット
GMSに対応していない独自OS
Amazonタブレットを買う上で一番のデメリットがGMSに非対応なところ。
GMSとはGoogleのモバイルサービスのこと。
つまりGoogleプレイが使えないから、多種多様なアプリが使えない。
AmazonのFireOSはアンドロイドベースだから操作方法はとても似ているし、他のHDシリーズでは裏技を使えばGoogleプレイを入れることも可能。
実際にFire MAX 11でもGoogleプレイをインストールすることは可能らしい。
ただこれは裏技だからサポート対象外だし、いつ規制されるかわからないから非推奨。
自分のHD10 ではやったことないし。
Amazonのアプリストアもあるけれど、ラインナップはとても寂しい。
AndroidやiOSだとあるアプリも無いし、Chromeがないからブックマークや検索履歴が共有できない。
このデメリットはとても大きいです。
公式スタイラスペンは非連動式
公式スタイラスペンはUSI2.0というスタイラスペンの規格に対応しています。
Bluetoothで連動するタイプではないから、アップルペンシルみたいに筆圧を正確に感知できないから絵画を描くには厳しい。
その代わり接続する手間は省けますけれども。
値段が5,000円弱と高く感じるけれど、USI2.0に対応しているなら比較的安い。
なおUSI2.0ではないけれど、USI規格を持っているエレコムのならもう少し安いです。
セール次第でライバルに勝てる
価格が似ているタブレットと比較します。
これらは価格が2万台~3万後半です。
CPUはMediaTek Helio G99を搭載していて、Antutuベンチマークは35万点ぐらい。
性能もめっちゃ似ていますね。
GMSだって搭載しているし、使い勝手はこちらの方が良さげ。
スピーカーやディスプレイや筐体の品質など、スペックで出にくいところがやや違うくらい。
通常価格でみるとAndroidタブレットに軍配が上がりそうですが、Amazonタブレットのいいところはセールで大幅に安くなるところ。
Fire MAX 11もプライムデーとかで安くなることが期待されるので、セール価格と比べるとFire MAX 11はまだまだ勝負できそうです。
iPad9と比較すると厳しいか
アップルのiPad9と比較します。
まず価格が
- Fire MAX 11 34,980円
- ipad9 49,800円
と15,000円の差があります。
セール価格と比較するともっと差が出そう。
他にも差を調べると
Fire MAX 11 | iPad9 | |
---|---|---|
Antutuスコア | 40万点(Ver10) | 60万点 |
アプリ数 | 約48万本 | 約180万本 |
と圧倒的な差があります。
ちなみにGoogleプレイのアプリ数は200万種類以上。
タブレットをマルチに使う予定なら、ライトニング端子なことを考えてもiPad9にした方がいい気はします。
Amazonサービスを堪能するならあり
iPad9を推す結果になりましたが、スピーカーやディスプレイの品質は良さげだからコンテンツ消費に重きを置くなら満足できると思います。
アプリが少ないといっても
- Amazonプライムビデオ
- U-NEXT
- Netflix
- ディスニー+
- Hulu
などの動画配信アプリは完備。アレクサにもなるから、Amazonサービスを使っているなら使い勝手は良いです。
YouTube公式アプリが無いのは痛いですが。
動画配信のサブスクをヘビーユーズするならいい感じのタブレットでしょう。
画像引用:Amazon公式サイト